お 見合い 相手 は うち の ボス ネタバレ。 ピッコマ漫画「お見合い相手はうちのボス」のネタバレ一覧!

【お見合い相手はうちのボス】ピッコマ 漫画 いち早く読むには??

お 見合い 相手 は うち の ボス ネタバレ

1人で新しい場所に行くと高確率で迷います。 車のカーナビもたまに道じゃないところを走り始めるのでガクブルですね。 前記事のコメントありがとうございました。 個別の返信は控えさせて頂きますね。 アテンション ・夢小説です。 ・原作者様及び関係各所様は関係ありません。 ・色々捏造。 ご都合主義。 ・オリ主に名前あり。 ・読んだ後の苦情はご遠慮ください。 [newpage]「ご結婚おめでとうございます」 結婚を切っ掛け退職する事になった職場で花束を貰いながらそう言った後輩に梨乃は「ありがとう」と笑顔で返した。 「旦那さんはどんな人ですか?」「どこで出会ったんですか?」と矢継ぎ早に飛んでくる質問に曖昧な笑顔で返し、旦那が帰ってくるからと早々に会社を後にする。 これまで男の気配も感じなかった女が、ある日突然寿退社する事になったのだから後輩達が気にするのも当然である。 正直に言えば、退職する本人も結婚する旦那の事をよくわかっていないのだ。 それは先日のこと、 警察の割と偉い地位にいるのかいないのか、ろくに顔も合わせたことが無い父親がある日突然釣書を持ってやって来た。 「お前に見合い話を持って来た」 「嫌です」 「…そこを何とか」 「無理です」 「写真見るだけでも!」「いりません」「将来有望の良物件だから!」「間に合ってます」「…ちょっと待て間に合ってるって何だ」「やべ…」「お父さんは聞いてないぞ!」と押し問答を繰り返した末見かねた母が間に入り、会うだけ会ってみる方向で話はまとまった。 「会ってみて、嫌だと思ったら断りなさい」と終始娘の味方についた母のおかげで、梨乃の手に握られていたお椀は宙に舞う事なくテーブルに置かれる事になった。 「降谷零と申します」 当日、朝から美容院に連れて行かれ、着慣れない着物を着せられ髪も整えられ、料亭に連れて来られた梨乃の前に見合い相手として現れたのは美青年だった。 大事な事なのでもう一度言う。 美青年だった。 金髪に深海を彷彿とさせる瞳。 褐色の肌。 何だよお前、2次元から出て来たんじゃねーだろうなと梨乃が考えているうちに見合いは終わっていた。 そうして梨乃は知る。 これは見合いなどではなく父と降谷の間で既に決まっていた事なのだと。 あれよあれよと事は進み気づけば婚姻届が提出され、会社も退職する事になり新婚生活が始まっていた。 怒涛の勢いで事が進んだがここまでで梨乃は一体何をしたか。 言われるがままに書類にサインをし、言われるがままに印鑑を押印しただけである。 そんな感じで始まった梨乃の結婚生活だが夫である降谷零は中々忙しいようで滅多に家に帰って来なかった。 警察官として特殊な部署にいるらしい降谷には、仕事で他の女と一緒に出かける事もあるが浮気ではないので誤解しないで欲しいやら、外で会った時は知らないふりをして欲しいやら、その他にも細々とした注意事項を言われた気がするが、あまりにも約束事が多かったので後でまとめておいてくれと頼めば微妙そうな顔をされた。 仕事も辞めだだっ広い部屋で1人過ごす事になった梨乃は退屈な日常を過ごす…わけでもなく。 降谷にも内緒にしている趣味がある彼女にとって、旦那は滅多に帰って来ず、ましてや自身は専業主婦で家事さえこなしてしまえば自身の時間が持てる状況に心から感謝していた。 「……」 「どうしました?降谷さん。 何かありました?」 「別に」 降谷零は悩んでいた。 慕っている上司と利害が一致した降谷は、数ヶ月前に上司の1人娘と結婚した。 所謂政略結婚というやつだ。 形だけの見合いを得て、相手に余計な事を考える隙を与えないように、全ての手続きを最速で終わらせ、晴れて降谷は既婚者となった。 多少強引だった自覚はある。 自覚はあるが妻となった上司の娘が余りにも自分に興味を示さなすぎるのも如何なものかと降谷は頭を抱えた。 夫婦になるにあたり守って欲しいことを話していれば、後でまとめておいてくれと面倒くさそうに言われてしまい、流石の降谷も言葉が出なかった。 自身の妻になった梨乃からしてみれば、父親と降谷の政略的な策略に利用される事になったのだから、降谷の事を好意的に思わないのはわからないこともない。 彼女にとってこの結婚はまるでメリットがないのだ。 だがそれはそれとして、この先夫婦として暮らして行くからには、少しばかり興味を持ってもらいたいものである。 そこで目についたのが、たまたま部下がコンビニで購入し、デスクの上に置かれていた雑誌の見出しである。 「恋人の胃袋を掴む方法」と書かれたその記事の内容は、降谷の興味を引くのに十分であった。 料理の腕には自信がある。 帰ると連絡した時は彼女が料理を作り、会話もほぼない夕食を迎えているが、それも今日までだ覚悟しろと例えるなら魔王の城に乗り込む勇者の気分で降谷は息巻いて席を立った。 「……」 「……」 「……」 「…帰って来るなら事前に連絡下さい」 その日、嫁の胃袋を掴む為、仕事終わりに買い物を終え帰宅した降谷を出迎えたのは予想外の光景だった。 普段家にいる時、莉乃は部屋着ではなくいつでも出掛けられるような服を選び、髪もしっかりと纏めていた。 絵に描いたようなしっかり者の妻だったのである。 それが今は、ソファの上にだらし無く足を伸ばし、前髪も縛り下着姿のような格好の梨乃の手元には、今までこの家の何処に仕舞われていたのかわからない据え置きゲームのコントローラーが握られている。 今までは生真面目な性格で趣味といえば小説を読んでいる姿しか知らなかったが、どうやらこっちが彼女の本来の姿らしい。 大画面のテレビでは今まさに勇者が魔王へと挑もうとしているところだった。 「…驚いた。 君ゲームなんてやるんだな」 「何度も世界を救うくらいにはやってます」 「ほぉー…このシリーズのボスは確か…」 「え、貴方これ知ってるんです?って言うかネタバレ禁止!!」 キラキラと目を輝かせた梨乃が、ソファから身を乗り出す。 ゆったりとしたルームウェアのおかげで見えそうになった胸元から目を逸らした。 後に降谷は語る。 嫁の目が輝くのを初めて見た瞬間だった……と。 『お仕事中大変申し訳ないのですが』 『ワープしました。 助けて下さい』 「…すまない、風見。 少し外す」 「どうかされました?」 「嫁がワープしたようだ」 「…は?」 梨乃のゲーム好きが発覚してから降谷と梨乃の距離は少しずつ近づいていった。 彼女が好きなシリーズの続編が出た時は買って帰り休日は時間が許す限り彼女に付き合った。 流石にゲームばかりでは体に悪いと外に連れ出した時に知った事なのだが、どうやら彼女は重度の方向音痴らしい。 普段買い物など生活圏内で使う道なら1人でも行動出来るのだが、そこから少しでも外れてしまうと途端に帰り道を見失ってしまうのだ。 急ぎの案件もないのでGPSで彼女の現在地を確認し、そこから動かないようにメッセージを送り、職場を後にした。 「いやー、お手数お掛けしました」 「一応聞こう。 GPSは使わなかったのか?」 「GPSは私を裏切るのでダメです」 「今までだって迷子になった事はあっただろう?その時はどうしてたんだ?」 「何となく…勘で?」 「勘」 「そうすると目的地に着いたりするんですよね。 ワープしてるんだと思います」 「ワープ」 「方向音痴には標準装備されてるんですよ」 それはただ単に運が良かっただけの話なのだが、本人は呑気なものである。 「ゲームみたいに右下あたりにマップが浮かんでくれれば迷わないんですけどねー」と話しているが、マップがあるゲーム世界でも持ち前の方向音痴を発揮して迷っている時があることを降谷は知っている。 それを指摘すると拗ねてしまうのはわかっているので口にはしないのだが。 「……」 「か、かかか帰って来る時は連絡してくださいとあれほど…!」 ここ数日仕事が建て込み、職場に泊まり込みで職務に打ち込んでいた降谷だが、ようやく目処がついた為、この日早朝に帰宅した。 流石に寝てるだろうと普段なら帰宅前にいれる連絡はしなかったのだが、いざ帰宅してみれば薄暗いリビングでコントローラーを握っている梨乃が、信じられないものを見るような目で降谷を見ている。 テレビの画面では魔王に挑んでいた勇者が会心の一撃を受け、回復しなければ死んでしまうだろうという場面である。 恐らく突然の降谷の帰宅に驚いたであろう梨乃が操作をミスしたのだろう。 普段ならよく見る光景なのだが。 もう一度言おう。 時刻は早朝である。 ニコリとさながら魔王のように降谷が笑みを浮かべる。 身の危険を察知した梨乃が逃げる前に、彼女の前に回り込んだ降谷が両頬へと手を伸ばした。 「いだだだだっ痛い痛い!」 「お・ま・え・は!あれ程夜はちゃんと寝るように言ったのにまた徹夜でゲームやってたな!」 「だって零さん帰って来ないしこれはチャンスだと…いだいいだいごめんなさい!」 ゲームをやるのはいいが夜はちゃんと眠る事。 結婚する前から夜通しゲームをやっていたという梨乃が降谷と交わした約束である。 降谷がいる時はしっかりと約束を守っていた梨乃だが、生憎ここ数日降谷は不在。 もう少しでクリア出来るという状況も相まって魔が差してしまったのだ。 結果としてその後すぐ降谷が帰宅する事になったのだが。 「きゃーーー!無慈悲!酷い!まだセーブしてなかったのに!」 「耳元で騒ぐな」 「離してください!私は世界を救わなきゃならないんです!」 「寝るに決まってるだろ」 「寝るなら1人で寝てください!私は魔王討伐の為にレベル上げするんで!」 「零さんの鬼!悪魔!」と梨乃が騒いでいる間に寝室に到着したらしい。 ベッドに放り投げられ、何故か上に覆い被さった降谷に梨乃の顔はどんどん青ざめていった。 自身を見下ろしネクタイを緩めた降谷の青灰色の瞳の下には薄っすらと隈がかかっている。 「あ、あの、零さん…?」 「何だ?」 「寝るのでは…?」 「そのつもりだったが、そんなに元気なら相手して貰おうと思ってな」 言いながら服を脱いで行く降谷にこれは不味いと梨乃は察知した。 気分はアイテムを揃えず、装備も整えずうっかり魔王の城に入って帰れなくなった勇者である。 或いはアイテムを使いきりやっとの思いで討伐対象を倒したと思ったのにイベントが発生し新しい討伐対象と戦うことになった狩人だ。 「い、いやいやいや。 零さん寝ないと!睡眠大事!」 「どの口が言ってるんだ?」 「私は専業主婦兼勇者兼狩人なので!眠くなったら寝るので!」 「あぁ、もう黙って。 大人しく食べられろ」 パクリと唇を食べられ蹂躙していく様に梨乃は悟ったのだった。 歴戦の狩人でも凄腕の勇者でも。 この戦闘力がカンストしている魔王には敵わない、と。 アテンション ・夢小説です。 ・原作者様及び関係各所様は関係ありません。 ・色々捏造。 ご都合主義。 ・オリ主に名前あり。 ・読んだ後の苦情はご遠慮ください。 [newpage]「ご結婚おめでとうございます」 結婚を切っ掛け退職する事になった職場で花束を貰いながらそう言った後輩に梨乃は「ありがとう」と笑顔で返した。 「旦那さんはどんな人ですか?」「どこで出会ったんですか?」と矢継ぎ早に飛んでくる質問に曖昧な笑顔で返し、旦那が帰ってくるからと早々に会社を後にする。 これまで男の気配も感じなかった女が、ある日突然寿退社する事になったのだから後輩達が気にするのも当然である。 正直に言えば、退職する本人も結婚する旦那の事をよくわかっていないのだ。 それは先日のこと、 警察の割と偉い地位にいるのかいないのか、ろくに顔も合わせたことが無い父親がある日突然釣書を持ってやって来た。 「お前に見合い話を持って来た」 「嫌です」 「…そこを何とか」 「無理です」 「写真見るだけでも!」「いりません」「将来有望の良物件だから!」「間に合ってます」「…ちょっと待て間に合ってるって何だ」「やべ…」「お父さんは聞いてないぞ!」と押し問答を繰り返した末見かねた母が間に入り、会うだけ会ってみる方向で話はまとまった。 「会ってみて、嫌だと思ったら断りなさい」と終始娘の味方についた母のおかげで、梨乃の手に握られていたお椀は宙に舞う事なくテーブルに置かれる事になった。 「降谷零と申します」 当日、朝から美容院に連れて行かれ、着慣れない着物を着せられ髪も整えられ、料亭に連れて来られた梨乃の前に見合い相手として現れたのは美青年だった。 大事な事なのでもう一度言う。 美青年だった。 金髪に深海を彷彿とさせる瞳。 褐色の肌。 何だよお前、2次元から出て来たんじゃねーだろうなと梨乃が考えているうちに見合いは終わっていた。 そうして梨乃は知る。 これは見合いなどではなく父と降谷の間で既に決まっていた事なのだと。 あれよあれよと事は進み気づけば婚姻届が提出され、会社も退職する事になり新婚生活が始まっていた。 怒涛の勢いで事が進んだがここまでで梨乃は一体何をしたか。 言われるがままに書類にサインをし、言われるがままに印鑑を押印しただけである。 そんな感じで始まった梨乃の結婚生活だが夫である降谷零は中々忙しいようで滅多に家に帰って来なかった。 警察官として特殊な部署にいるらしい降谷には、仕事で他の女と一緒に出かける事もあるが浮気ではないので誤解しないで欲しいやら、外で会った時は知らないふりをして欲しいやら、その他にも細々とした注意事項を言われた気がするが、あまりにも約束事が多かったので後でまとめておいてくれと頼めば微妙そうな顔をされた。 仕事も辞めだだっ広い部屋で1人過ごす事になった梨乃は退屈な日常を過ごす…わけでもなく。 降谷にも内緒にしている趣味がある彼女にとって、旦那は滅多に帰って来ず、ましてや自身は専業主婦で家事さえこなしてしまえば自身の時間が持てる状況に心から感謝していた。 「……」 「どうしました?降谷さん。 何かありました?」 「別に」 降谷零は悩んでいた。 慕っている上司と利害が一致した降谷は、数ヶ月前に上司の1人娘と結婚した。 所謂政略結婚というやつだ。 形だけの見合いを得て、相手に余計な事を考える隙を与えないように、全ての手続きを最速で終わらせ、晴れて降谷は既婚者となった。 多少強引だった自覚はある。 自覚はあるが妻となった上司の娘が余りにも自分に興味を示さなすぎるのも如何なものかと降谷は頭を抱えた。 夫婦になるにあたり守って欲しいことを話していれば、後でまとめておいてくれと面倒くさそうに言われてしまい、流石の降谷も言葉が出なかった。 自身の妻になった梨乃からしてみれば、父親と降谷の政略的な策略に利用される事になったのだから、降谷の事を好意的に思わないのはわからないこともない。 彼女にとってこの結婚はまるでメリットがないのだ。 だがそれはそれとして、この先夫婦として暮らして行くからには、少しばかり興味を持ってもらいたいものである。 そこで目についたのが、たまたま部下がコンビニで購入し、デスクの上に置かれていた雑誌の見出しである。 「恋人の胃袋を掴む方法」と書かれたその記事の内容は、降谷の興味を引くのに十分であった。 料理の腕には自信がある。 帰ると連絡した時は彼女が料理を作り、会話もほぼない夕食を迎えているが、それも今日までだ覚悟しろと例えるなら魔王の城に乗り込む勇者の気分で降谷は息巻いて席を立った。 「……」 「……」 「……」 「…帰って来るなら事前に連絡下さい」 その日、嫁の胃袋を掴む為、仕事終わりに買い物を終え帰宅した降谷を出迎えたのは予想外の光景だった。 普段家にいる時、莉乃は部屋着ではなくいつでも出掛けられるような服を選び、髪もしっかりと纏めていた。 絵に描いたようなしっかり者の妻だったのである。 それが今は、ソファの上にだらし無く足を伸ばし、前髪も縛り下着姿のような格好の梨乃の手元には、今までこの家の何処に仕舞われていたのかわからない据え置きゲームのコントローラーが握られている。 今までは生真面目な性格で趣味といえば小説を読んでいる姿しか知らなかったが、どうやらこっちが彼女の本来の姿らしい。 大画面のテレビでは今まさに勇者が魔王へと挑もうとしているところだった。 「…驚いた。 君ゲームなんてやるんだな」 「何度も世界を救うくらいにはやってます」 「ほぉー…このシリーズのボスは確か…」 「え、貴方これ知ってるんです?って言うかネタバレ禁止!!」 キラキラと目を輝かせた梨乃が、ソファから身を乗り出す。 ゆったりとしたルームウェアのおかげで見えそうになった胸元から目を逸らした。 後に降谷は語る。 嫁の目が輝くのを初めて見た瞬間だった……と。 『お仕事中大変申し訳ないのですが』 『ワープしました。 助けて下さい』 「…すまない、風見。 少し外す」 「どうかされました?」 「嫁がワープしたようだ」 「…は?」 梨乃のゲーム好きが発覚してから降谷と梨乃の距離は少しずつ近づいていった。 彼女が好きなシリーズの続編が出た時は買って帰り休日は時間が許す限り彼女に付き合った。 流石にゲームばかりでは体に悪いと外に連れ出した時に知った事なのだが、どうやら彼女は重度の方向音痴らしい。 普段買い物など生活圏内で使う道なら1人でも行動出来るのだが、そこから少しでも外れてしまうと途端に帰り道を見失ってしまうのだ。 急ぎの案件もないのでGPSで彼女の現在地を確認し、そこから動かないようにメッセージを送り、職場を後にした。 「いやー、お手数お掛けしました」 「一応聞こう。 GPSは使わなかったのか?」 「GPSは私を裏切るのでダメです」 「今までだって迷子になった事はあっただろう?その時はどうしてたんだ?」 「何となく…勘で?」 「勘」 「そうすると目的地に着いたりするんですよね。 ワープしてるんだと思います」 「ワープ」 「方向音痴には標準装備されてるんですよ」 それはただ単に運が良かっただけの話なのだが、本人は呑気なものである。 「ゲームみたいに右下あたりにマップが浮かんでくれれば迷わないんですけどねー」と話しているが、マップがあるゲーム世界でも持ち前の方向音痴を発揮して迷っている時があることを降谷は知っている。 それを指摘すると拗ねてしまうのはわかっているので口にはしないのだが。 「……」 「か、かかか帰って来る時は連絡してくださいとあれほど…!」 ここ数日仕事が建て込み、職場に泊まり込みで職務に打ち込んでいた降谷だが、ようやく目処がついた為、この日早朝に帰宅した。 流石に寝てるだろうと普段なら帰宅前にいれる連絡はしなかったのだが、いざ帰宅してみれば薄暗いリビングでコントローラーを握っている梨乃が、信じられないものを見るような目で降谷を見ている。 テレビの画面では魔王に挑んでいた勇者が会心の一撃を受け、回復しなければ死んでしまうだろうという場面である。 恐らく突然の降谷の帰宅に驚いたであろう梨乃が操作をミスしたのだろう。 普段ならよく見る光景なのだが。 もう一度言おう。 時刻は早朝である。 ニコリとさながら魔王のように降谷が笑みを浮かべる。 身の危険を察知した梨乃が逃げる前に、彼女の前に回り込んだ降谷が両頬へと手を伸ばした。 「いだだだだっ痛い痛い!」 「お・ま・え・は!あれ程夜はちゃんと寝るように言ったのにまた徹夜でゲームやってたな!」 「だって零さん帰って来ないしこれはチャンスだと…いだいいだいごめんなさい!」 ゲームをやるのはいいが夜はちゃんと眠る事。 結婚する前から夜通しゲームをやっていたという梨乃が降谷と交わした約束である。 降谷がいる時はしっかりと約束を守っていた梨乃だが、生憎ここ数日降谷は不在。 もう少しでクリア出来るという状況も相まって魔が差してしまったのだ。 結果としてその後すぐ降谷が帰宅する事になったのだが。 「きゃーーー!無慈悲!酷い!まだセーブしてなかったのに!」 「耳元で騒ぐな」 「離してください!私は世界を救わなきゃならないんです!」 「寝るに決まってるだろ」 「寝るなら1人で寝てください!私は魔王討伐の為にレベル上げするんで!」 「零さんの鬼!悪魔!」と梨乃が騒いでいる間に寝室に到着したらしい。 ベッドに放り投げられ、何故か上に覆い被さった降谷に梨乃の顔はどんどん青ざめていった。 自身を見下ろしネクタイを緩めた降谷の青灰色の瞳の下には薄っすらと隈がかかっている。 「あ、あの、零さん…?」 「何だ?」 「寝るのでは…?」 「そのつもりだったが、そんなに元気なら相手して貰おうと思ってな」 言いながら服を脱いで行く降谷にこれは不味いと梨乃は察知した。 気分はアイテムを揃えず、装備も整えずうっかり魔王の城に入って帰れなくなった勇者である。 或いはアイテムを使いきりやっとの思いで討伐対象を倒したと思ったのにイベントが発生し新しい討伐対象と戦うことになった狩人だ。 「い、いやいやいや。 零さん寝ないと!睡眠大事!」 「どの口が言ってるんだ?」 「私は専業主婦兼勇者兼狩人なので!眠くなったら寝るので!」 「あぁ、もう黙って。 大人しく食べられろ」 パクリと唇を食べられ蹂躙していく様に梨乃は悟ったのだった。 歴戦の狩人でも凄腕の勇者でも。 この戦闘力がカンストしている魔王には敵わない、と。

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『ルパンの娘』原作ネタバレ!1話から最終回までのあらすじ・キャスト・視聴率まとめ

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週刊少年ジャンプで大人気連載中の「 暗殺教室」。 アニメ化や映画化もされその人気はとどまるところを知りません。 そんな暗殺教室ですが最近の連載で物語の大きな謎だった 殺せんせーの正体が徐々にわかってきました! そこで今回は現時点で分かっている情報とまだ分かっていない謎の予想をしていきたいと思います。 以下ネタバレ注意ですので、気をつけてお読み下さい。 スラム育ちの外国人でその環境が故に 殺し屋になったそうです。 そして様々な立場、人種の人間を1000人以上を暗殺し、「 死神」と呼ばれるようになったのです。 殺し屋としてのコードネームってことですね。 な、何だこのイケメン こんなイケメン私は知らない シラナイぞ。。。 い、イケ、イケメン。。。 殺せんせーの人間ver. めっさイケメンやんけ。。。。 しかし、その暗殺者は国を超えた非公式の研究組織のもとに捕らえられてしまいます。 明晰な頭脳に強靭な肉体の持ち主• 戸籍が無いから死んでも文句を言われない そういった理由で人体実験のモルモットとして処理されることになった殺せんせー。 人体実験というのは「 核爆弾並みのエネルギーの「反物質」を体内で生成し続けさせる」というもの。 そして 「白」こそが殺せんせーに人体実験を施した研究員の柳沢だったのです。 「死神」の正体と弟子との関係 捕らえられてしまった殺せんせー。 しかし、「死神」とまで呼ばれた暗殺者が、なぜ囚われの身となったのか? それは 唯一の弟子と仕事をしていたときのことです。 とある仕事を終えた時に弟子入りを志願してきた男がいました。 殺せんせーは、その男を弟子に取ります。 自分の技術を持つ者がもう1人いれば、暗殺の幅は格段に広がる だから育てただけのことだった しかし! その弟子は殺せんせーの持っていない変装のスキルを身につけて殺せんせーを裏切ったのです。 その裏切りのせいで捕まり、殺せんせーは人体実験の被験者となってしまったのでした。 つまり、以前、本編に登場した「死神」はその殺せんせーの弟子だったんですね。 その弟子が「死神」と呼ばれたのは、殺せんせーの名声とスキルを奪ったから・・・というのが真相だったわけです。 殺せんせーと雪村あぐりとの関係 殺せんせーの人体実験の夜間観察役として 雪村あぐりという女性が登場します。 そう、茅野の姉でもう亡くなってしまった(とされている)女性です。 昼間は駆け出しの中学教師、夜は無償で柳沢の手伝いをしていたのです。 彼女が殺せんせーの観察役になった理由も一癖あります。 それは「柳沢は断るとものすごく角が立つお見合い相手…」だったから。 あぐりのお父さんが柳沢の下請けで、「情けで使ってやっているんだ。 だから恩に報い、命令には誠心誠意全力で従え」とのこと。 うーん。 強引な人ですね。 この辺りが、後述するあぐりと殺せんせーの心の交流の背景になっています。 あぐりの私服のセンスが・・・!w ところであぐりさん、私服のセンスが相当ブッ飛んでますw 正直ダサいレベル…クラスの生徒さんにも評判が悪いとのこと。 クラスの生徒? そう、あぐりが先生として担任を勤めている教室こそが3年E組だったのです。 殺せんせーを監視している時にテストの問題を作ったりしている場面もマンガの中で描かれています。 まあ、そこでは殺せんせーがむしろあぐりを教える形で、殺せんせーの頭脳明晰ぶりが浮かび上がる描写なのですがw あぐりと殺せんせーの心の交流 そうして3ヶ月も過ぎてきた頃、先生はあぐりが担任を勤めている3年E組に興味を持ち始めます。 様々な話をしているうちに独房は2人にとって何でも話せる場所になっていきます。 そして誰も会話をモニターしていな時間帯を見つけ、あぐりは「死神」の生い立ちも聞きます。 婚約者の柳沢にとって自分は召使いであって女じゃないこと・・・ 彼の才能は尊敬しているがどうしても好きになれないこと・・・ そして 役者の仕事をしている自慢の妹がいること・・・ ふたりの間には恋愛感情にも似た何かが芽生え始めます。 出会って一年の日、あぐりは殺せんせーにプレゼントを用意します。 それは何なのか分かりませんが、首に巻くものだということはわかっているのでおそらくネクタイではないかと噂されています。 殺せんせーがいつもしている月の柄のネクタイです。 センスの良くないあぐりのプレゼントをあまり気に入らなかった殺せんせーですが、あぐりは、 今日、あなたと知り合えて丁度1年です。 誕生日がわからないなら・・・今日をあなたが産まれた日にしませんか? といって感謝の気持ちを伝え、殺せんせーも本物の笑顔を見せ受け取ることにします。 また、そのあと、あぐりが自分の悩みを告白するんですが、この画面が重要です。 死神さん・・・あなたに触れたい。 支えてくれたあなたに触れたい。 感謝を渡して最後の一年を頑張る力を与えて欲しい と伝えます。 この時、殺せんせーは実験で与えられた触手を操るんですが、監視カメラにも映らない極細の触手を伸ばすんですね。 つまり、誰にも見せたことのない自分の奥の手をバラしてしまう。 大丈夫、あなたならできますよ という言葉から殺せんせーの優しさ、そしてあぐりへの感謝の気持ちが伝わりますね。 このあと約6時間後に起こる悲劇など想像も出来ないくらいロマンチックなシーンです。 殺せんせーの寿命は残りわずか? 殺せんせーは自分の過去を語る前に 自分はほっといても来年の3月には死ぬ と言っていました。 その理由は判明していませんが、おそらく殺せんせーはその時、1人で死ぬか地球ごと死ぬかを考えているところだそうですね。 あと、実験の副作用も気になりますね。 あるんでしょうか? すごい規模の実験ですからあってもおかしくないと思うのですが今のところでていないのでないのでしょうか? 「月」を破壊した理由に、このあたりが関係する可能性もあるかと思います。 そろそろそのあたりの秘密が明らかになりそう・・・ あるいは、先程のあぐりのプレゼントがネクタイなら、三日月模様のネクタイで何かつながりそうな気もしますね・・・。 また、• あぐりがなくなる直前に何か伝えていったのか?• いや、そもそもあぐりはなくなったのか? 謎が謎を呼びますね。 今までもびっくりするくらいの伏線が張られていた作品なので、クライマックスに向けてどうなるかは想像もつかない、といった感じでしょうか。 映画の続編!イケメンの殺せんせーを演じる俳優は? さて。 今回は今のところ出ている情報を中心にまとめましたが、驚くような展開も多かったですね。 殺せんせーは人体実験であの見た目や触手を手に入れたこと。 また、超イケメンだったんですね! ということで、気になることが一つ! 実写版の続編も決まっているわけですが、そちらでは一体誰がイケメンの人間の殺せんせーを演じるんでしょうか? この点については、前作で声優を務めた 二宮和也という予想もあるようです。 ビジュアルこそマンガの殺せんせーとは結構違いますけど、イケメンには間違いないですし、演技力も高いと評判な方なのでアリかもしれませんね。 本誌の連載と同じく注目していきたいところです。 【暗殺教室】殺せんせーの人間時代。 ニノと過去役で当て嵌めるとピッタリ! 知識も精神科医も科学者も生物学も力も技も人間的魅力人たらし。

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お見合い相手はうちのボス【第16話】のあらすじ・ネタバレ・感想!~怒りのシン!~

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かつてネットゲームでしていた「上間 仁」。 ハッキングで裸キャラになりゲームをやめてしまうが、 歴代最大級のアプデにそそのかされ女キャラ「ルシア」で こっそりゲームを再開することに… たちまち人気絶頂となった「ルシア」! これで女のフリをした「上間」の活動が 本格稼働モードに… そんな中、レベルもスキルもハイスペックな王子 「イアセン」の貢ぎ攻撃が始まる。 一方、リアル世界での「上間」は学校の歓迎会で後輩 「中松」と親しくなるのだが、ある日、思わぬところで 「中松」の彼女が二股をかけていることが判明。 それを知らせようとする「上間」、信じようとしない 「中松」との間で誤解が深まっていく… これ面白い、見るべき「ネカノがログインしました」 — ろこま 腐れ神 rokoma1212 ネカノがログインしましたまじで、面白すぎない? 好きすぎる — みるく。 最近で一番おもしろかったです。 題名がダサくて読むのを迷った方、わかります。 10話くらいまで騙されたと思って読んでください。 とまらなくなりますよ^^ さて、、、、 いち早く読むには もちろん日本語版は独占配信されているピッコマがいのですが、 韓国語のページなら、もっと先まで読むことが可能! 筆者は韓国語がわからない為、絵だけで楽しんでます。 小説の中の婚約者でありレリアナ殺人事件の犯人「」との婚約破棄を目論んだ 彼女は、王位継承者序列1位の「ノア」に近づきある取引を申し込む。 内容はのわき役に転生した主人公が、ゲームをしてた記憶を思い出して、の主人公とイケメン達の出会いを傍観したり、主人公となかよくなったりして・・っていう感じです。 現在(2019年6月28日)38話進んでいますが、もうちょっと話の展開が大きくあればいいおになぁという感じです。 最初はイケメン達に見向きもされなかったのですが、たぶんこれから少しずつ関りも増えて、主人公(ラテ)のことを気になってくるのかなと思います。 筆者としては、少女漫画たるもの傍観だけで終わってほしくないので、もう少し先に期待ですね。 2万ゴールドで売られた先は、魔族の家系のでした。 新しく「テル」と名付けられ新生活が始まり、寡黙なパパやおにーさま、イケメン護衛騎士に囲まれているけども、本当に自分はこの家の娘なのかいつも不安なテル。 イアナとアルハードは出逢ったときから強く惹かれてしまう。 イアナに対して優しさと安らぎを求めるアルハード。 しかし、イアナは彼を完全に打ち負かすことに執着し、 結局、敵国の皇帝になったアルハードとの戦いで最期を迎える。 ところが、何故かイアナとして生まれ変わって前世を繰り返すことに。 前世でを迎えた二人は、今生でも再会し、またもや悲劇を繰り返すのだろうか。 (2019年6月現在) ストーリーは後半になってくるにつれておもしろくなってきます。 正直言うと、最初のほうはつまらなくて、読むのをやめようかなと思っていました(笑) 以下ネタバレ含みます。 公式のの紹介にもあるように、 前世でを迎えた二人は、今生でも再会し、またもや悲劇を繰り返すのだろうか。 ここですよね。 主人公のイアナとアルハードが今生で出会ってどうなるのか気になるじゃないですか!!!! しかしw アルハードと出会うのはなんと、65話目なんです 65話まで何してんねん!って思った方 そうなんです。 長いんです。 まず、最初のほうのイアナ母のくだりが長いんです。 精霊王とかイアナの生い立ちを知ってもらうために書いているんでしょうが、筆者はそこにおもしろさをあまり感じることができませんでした。 というか、あらすじ(0話とかに)にの因縁を出しておいて、母なんやねんwという感じでアルハードはいつ出るんねんww そのあとに、剣を学ぶために学校に通います。 このあたりから少しずつおもしろさがましてきます。 まちにまって、ようやく学園内でアルハードにあうことができます。 (その前にもちょくちょくアルハードは登場しますがイアナとは会えませんでした) そのあたりから、話はもっと盛り上がってくるので読む人は最後まで読んでください!!ほんとに!!! さて、、、 いち早く読むには もちろん日本語版は独占配信されているピッコマがいのですが、 韓国語のページなら、もっと先まで読むことが可能! 筆者は韓国語がわからない為、絵だけで楽しんでます。 帝都の皇宮に異次元からやってきた少女が突然現れた!?しかも聖女!? 噂を聞きつけたアデルは帝都で開かれるデビュタントボール(成人式)の出席を口実に有り金をはたいて帝都へ向かう。 やっとの思いで宮殿に着いたアデルを待ち受けていたのは「エリアス公爵」との!? イケメン公爵を奪い合う熾烈な戦いがいよいよ開幕!! と、公式には書いてありますが、イケメン公爵を奪い合う熾烈な戦いではないですねwww 主人公とイケメン公爵は異次元から現れた悪女を追い出すことができるのか!?w に変えたほうがいいかもしれませんw とはいえまだ話数が少ないので、この先に期待です。

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