高橋 まつり 上司。 高橋まつりさんの死は人ごとか 東大OGの過労死を巡って

電通過労死問題の上司の現在は?左遷しない限り電通は変わらない

高橋 まつり 上司

センター試験が終わり、受験生たちはいよいよ最後の追い込みに必死だろう。 家族ら周囲もピリピリしているに違いない。 本書『東大を出たあの子は幸せになったのか』(大和書房)は、副題にもあるように「女子」に焦点を絞ったものだ。 子どものころから「頭がいい」といわれ、進学競争の流れに乗って東大に入り、その後、様々な人生をたどった女性らにインタビュー、「幸せ」について考えている。 著者の樋田敦子さんは明治大学を出て新聞記者になり、その後はフリーランス。 女性をテーマに取材を続けている。 学校側が「もっと上をめざせる」と応援 本書は「過労死」で注目されることになった元電通社員、高橋まつりさんの話から始まる。 樋田さんが東大女子のことを取材したいと思ったのも、この事件がきっかけだ。 母の幸美さんが取材に応じている。 まつりさんは小学生のころから勉強ができた。 経済的に恵まれた家庭ではなかったので、授業料全額免除の特待生として、静岡県の私立に進む。 当初は「東大」を考えていなかったが、学校側がまつりさんに注目、「もっと上をめざせる」と背中を押す。 補習でバックアップするからと、「まつりプロジェクト」が組まれた。 まつりさんも東大には400万円の年収制限で授業料免除制度があることを知り、その気になる。 母親が当時の娘の思いと頑張りぶりを振り返っている。 「東大に入ったら、絶対にいい職業に就ける。 自分で稼いで、お母さんにも楽をさせてあげたい」 「たまに『お金があったら、私はこんなに勉強しなくてもいいのに。 裕福な家庭だったら、こんなに私はがんばっていない...... 』と言っていました」 在学中は文科省や中国政府から奨学金を得て中国に1年間留学した。 そして「激務だけど、給料はいい」と、電通に。 入社試験の「自己PRのキャッチフレーズ」は「0円東大生」だったという。 これまで塾も学校も、いっさいお金をかけずにやってきました、ということだ。 その後の推移はニュースで報じられている。 まつりさんから母への最後のメールと、その後の状況についても本書には出ているが、無念さが募る。 最近の電通はすっかり「ホワイト企業」に様変わりしているというが、時すでに遅しだ。 桜蔭から東大... 生活保護 本書にはさまざまな東大女子が登場する。 全体として家庭環境に恵まれ、身内にも東大出身者がいる人が多い。 中には天才型もいるが、大半は「努力型」、子どものころからコツコツ勉強を重ね、それが習慣になっていた人たちだ。 そうした中では、「田中さん」(仮名)のことが記憶に残った。 父は東大、母はお茶の水大。 恵まれた環境と遺伝子だ。 子どものころから一度教科書を読んだり見たりすると内容を憶えてしまう。 このあたりまでは順風満帆、バラ色の人生が確実視されたが、なぜか司法試験で躓いた。 4回も失敗したのだ。 司法試験とは相性が悪いということで、道を替え、多数の外国語を習得する。 そして韓国人と結婚し、のち離婚した。 子供がどんどん増えて6人。 保健婦さんの勧めで生活保護を申請したら通ってしまったという。 最近はパートのアルバイトなどをしているとか。 樋田さんの取材に、田中さんはあっけらかんとしていた。 「東大出たのにすみません、バカなことやって、えへへ。 その『えへへ』を身につけると、みんなと違う自分になれると思います」。 競争じゃないところに身を置くと、精神的に気が休まる。 学歴や肩書は、自分に自信のない人の鎧にすぎない、もっと裸の自分を掘り下げなければいけない、と言い切る。 次のステップが期待できそうだ。 一期生は19人 本書は「東大女子はこうして育った」「地方にいる頭のいい女子」「1974年生まれの異才たち」「『東大だから』の差別」「東大の看板は捨てました」「勉強したほうが幸せになれる」の6章構成。 もちろん、様々な分野で社会的国際的に活躍する女性たちも登場する。 1946年、東大に初めて入学した女性は19人。 全合格者の2. 1%に過ぎなかった。 最近の女性比率は18%前後。 毎年600人余りが入学する。 この比率は過去10年、ほとんど変わっていない。 これだけ「東大女子」が増えれば、さまざまな「卒業後」の人生があるのは当然だ。 ただし、日本はまだまだ男性社会。 どの組織に入っても、周囲の微妙な視線を感じて、何かとストレスが高まることだろう。 かつて大学生の就職問題について詳しいライターから、「社会に出ると、明治大学あたりが学歴的にはちょうどよい」という話を聞いたことがある。 そういえば本書の著者も明大出身だ。 「ちょうどよさ」を知る立場からの、「東大女子論」といえるかもしれない。 本書は特に「東大女子」を持ち上げるでもなく、マイナス面をあげつらうわけでもない。 「東大女子30人、真実の追跡ルポ」というのがうたい文句。 東大などの難関大学を志望している女子受験生には参考になるだろう。 本欄では類書で(幻冬舎)も紹介している。

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電通と高橋まつりさんの元上司を書類送検 強制捜査からわずか1カ月半

高橋 まつり 上司

Contents• 自殺の原因は過労だけではない!! 労基署による、高橋さんの残業時間は1月に約105時間という公表に対し、130時間超えとの見解もあるが、「1日20時間とか会社にいるともはや何のために生きてるのか分からなくなって笑けてくるな。 」や、連日午前4時・5時に「今から帰宅」というツイートを当人がしており、130時間では収まらない残業時間であったのは明白である。 こういった会社の労働体制を肯定するわけではないが、労働時間に関して「これぐらいの長時間労働」と感じる人は電通に限らず五万といるだろう。 しかし高橋さんに至っては「君の残業時間の20時間は会社にとって無駄」「会議中に眠そうな顔をするのは管理ができていない」「髪ボサボサ、目が充血したまま出勤するな」「今の業務量でつらいのはキャパがなさすぎる」と、長時間勤務を把握した上で仕事に関係ない身なりの指摘まで受けていた。 また「男性上司から女子力がないだのなんだのと言われるの、笑いを取るためのいじりだとしても我慢の限界である。 おじさんが禿げても男子力がないと言われないのずるいよね。 鬱だ〜。 」とのツイートも残しており、上司からのパワハラセクハラの実態が伺える。 自身のツイートや友人の発言から察するに、高橋さんは真面目で努力家で責任感が強く、単に長時間労働がきつくて自殺したのではない。 どんなに仕事が大変でも、彼女の状態を把握して労わってくれる上司がいたならばおそらく心を病むことなく出勤できただろうが、残念ながら彼女は日々責められいじめられる地獄のような場所に長時間居続けなければならなかったのだ。 それがどれだけ辛い状況なのかは容易に想像することができ、総合的な職場環境の悪さが彼女を自殺にまで追い込んでしまったと考えられる。 上司は現在どうしているのか? 結論から言って、上司の名は今のところ明かされていないが、高橋さんのTwitterには「部長から」「男性上司から」というワードがあり、彼女を精神的に追い詰めたのは同部署 ダイレクトマーケティング・ビジネス局デジタル・アカウント部 の男性部長だと推測される。 しかしながら信用第一の広告代理店が内部告発によって情報漏洩し、不祥事を認めるといった可能性は極めて低い。 また各報道機関も電通に広告依頼をしている手前、不祥事があっても進んでスクープに踏み切ることはしないだろう。 おそらく今後も高橋さんの元上司を特定するのは難しく、責任を問われたのかも定かではない。 上司が左遷されない限り変わらない 今回の高橋まつりさんの件で電通を調べると、25年前にも同じような過労死があったことが分かった。 1991年8月27日電通元社員の大嶋一郎さん 24 が自宅の風呂場で首を吊って自殺したという事件で、大嶋さんは月147時間の残業をしていたそうだ。 彼の父親が訴訟を起こすと、電通側は会社に安全配慮義務違反はなかったと主張。 結果的に電通が敗訴したがその際に「今回の事件を深く反省し今後労務管理の徹底と健康管理の充実を行い、不幸な出来事が二度と起こらないように努力する」と謝罪している。 口先だけで会社の体質改善がされていなかったのか、もしくは大嶋さんの事件を忘れまたここ数年で戻ってしまったのかは不明だが、どちらにせよ再び痛ましい事件が起きてしまったのは紛れもない事実だ。 たとえ裁判に負け損害賠償をいくら払おうが、社員を一人の人間として尊重せず駒のように使う上司が会社に居続ける限り、電通が変わることはなくまた同じような被害者が出続けるのではないだろうか。 電通はこのことをもっと重く受け止めるべきだ。 電通に限ったことではなく、「長時間労働当たり前」「睡眠時間を削ってでも仕事しろ」といった価値観が会社や日本社会全体で萬栄している限りは、過労死問題は一向になくならない。 PCや様々な機器が普及した現代では30年前と仕事内容も働き方も大きく違う。 「俺らの頃はもっと長時間労働だった」と過去と比べ睡眠不足自慢するのはあまりにも無意味で生産性がない。 そんなことを言って今の若者やゆとり世代を責めるよりも、もっと仕事の効率性や質を重視するべきではないだろうか。 今回の事件を受け、会社を支える社員が一個人として大切にされる社会を願うと共に、亡くなられた高橋さんのご冥福を心よりお祈りする。

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電通の過労死 高橋まつりの上司の名前が報道されない理由がヤバい!

高橋 まつり 上司

北海道・東北• 東海・甲信越• 近畿・北陸• 中国・四国• 九州・沖縄• 一方で、議決書は「入社1年目で自殺した無念さ、尊い命が奪われた親族の心情は察するに余りある」とも言及している。 関係者によると、検審は担当検事から直接説明を受けるなどして、慎重に検討を重ねた。 元部長は、高橋さんに違法残業をさせたとして労働基準法違反容疑で2016年12月に書類送検され、東京地検が17年7月に不起訴とした。 一方、法人の電通に対しては、検察から略式起訴を受けた東京簡裁が異例の正式裁判を開くことを決め、17年10月に罰金50万円の有罪判決を言い渡し、刑が確定している。 高橋さんの母、幸美さんは判決後の同12月に検察審査会に申し立てた。 その後、今年1月の会見で、元上司が高橋さんに「君の残業時間は無駄だ」「女子力がない」などと述べたとされるのを批判。 「悪質な上司の行為を罰することは労基法順守、職場改善、過労死防止のために重要だ」と主張していた。

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