セレコックス 錠。 脳出血治療中の患者にセレコックスが処方された|リクナビ薬剤師

セレコックス錠(セレコキシブ)の効果と特徴

セレコックス 錠

図.「セレコックス錠 100mg」の 耳付2錠(左)と錠剤(右)。 <効能効果>セレコックス錠 100mg(セレコキシブ) 下記疾患並びに症状の消炎・鎮痛 関節リウマチ、変形性関節症、腰痛症、肩関節周囲炎、頸肩腕症候群、腱・腱鞘炎 手術後、外傷後並びに抜歯後の消炎・鎮痛 代理として患者の妻が来局。 これまでの経緯を聞くと、患者は膝の痛みのため近医を受診してロキソニン錠<ロキソプロフェンナトリウム>を服用中であったが、改善しないので大学病院の整形外科を受診したということだった。 併用薬を聞くと、ディオバン錠 80mg<バルサルタン>とアムロジン錠 5mg<アムロジピンベシル酸塩>を服用中だとの返答だった。 ディオバンなどのアンジオテンシンII受容体拮抗薬は、セレコックスとの併用により降圧効果が減弱する可能性があるので、併用注意となっているため、「血圧が下がりにくいなどのトラブルが生じたら連絡してください」と伝えたところ、患者の妻が「実は、脳出血で入院手術し、治療中である」と言い出した。 セレコックスの添付文書の警告欄には、「シクロオキシゲナーゼ COX -2 選択的阻害剤等の投与により、心筋梗塞、脳卒中等の重篤で場合によっては致命的な心血管系血栓塞栓性事象のリスクを増大させる可能性がある」と記載されている。 薬剤師は、当該患者は脳出血であり、なんらかの脳血管障害を有している場合にはセレコックスの併用は避けた方が良いと判断した。 そこで、担当医に疑義照会し、セレコックスはロキソニンに変更された。 医師は整形外科医であり、患者の心疾患、脳疾患などについてほとんど認識がなかった。 薬剤師は、セレコックスの作用機序、警告の内容などを十分に認識できていなかったため、心筋梗塞、脳卒中の既往の有無を確認できなかった。 また、患者から有用な情報を得るために適切な質問を投げかけることができなかった。 患者の妻は、心臓、頭と膝の問題は別個のものと捉えており、脳出血で入院したことなど無関係だと思っていたため、自発的に病歴を話さなかったということであった。 警告などが発せられている薬剤に関しては、その内容を十分に習得しておく必要がある。 疾患部が違えば無関係だ(膝の痛みで整形外科にかかっているから、循環器系の疾患に関する情報は関係ない)と考える患者もいるため、患者からの発言を待つだけでなく、薬剤師から積極的に薬剤毎に必須な病態に関して具体的に聞くように心がける。 例えば、今回のセレコックスであれば、警告内容に準じた質問(「心臓の手術や脳の障害で入院したことはないですか?」など)を実施する。 大腸ポリープ切除患者の再発予防(本邦での本剤の効能・効果ではない)を検討した海外臨床試験において、セレコキシブ200mg又は400mgを1日2回、約3年間連日投与したところ、心血管系血栓塞栓性事象の発現に用量相関的な増加(プラセボに対するリスク比:200mg 投与群 2. 6、400mg 投与群 3. 4)が認められている。 また、他のCOX-2選択的阻害薬(ロフェコキシブ)でも、大腸ポリープ長期予防投与試験結果より、重篤な心血管系血栓塞栓性事象発現のリスクが増加することが示されている。 さらに、イブプロフェンやナプロキセン等のCOX-2選択性の低い非ステロイド性消炎鎮痛薬の安全性データに関する研究報告等においても、心血管系血栓塞栓性事象発現リスクの増加がみられている。 COX-2選択的阻害薬やCOX-2選択性の低い非ステロイド性消炎鎮痛薬の投与により、投与期間及び投与量に依存した心血管系血栓塞栓性事象発現のリスクは否定できないとされている。 1 引用文献: 1 セレコックス錠100mg、200mgの医薬品インタビューフォーム(2016年5月改訂)• 事例114• 事例113• 事例112• 事例111• 事例110• 事例109• 事例108• 事例107• 事例106• 事例105• 事例104• 事例103• 事例102• 事例101• 事例100• 事例99• 事例98• 事例97• 事例96• 事例95• 事例94• 事例93• 事例92• 事例91• 事例90• 事例89• 事例88• 事例87• 事例86• 事例85• 事例84• 事例83• 事例82• 事例81• 事例80• 事例79• 事例78• 事例77• 事例76• 事例75• 事例74• 事例73• 事例72• 事例71• 事例70• 事例69• 事例68• 事例67• 事例66• 事例65• 事例64• 事例63• 事例62• 事例61• 事例60• 事例59• 事例58• 事例57• 事例56• 事例55• 事例54• 事例53• 事例52• 事例51• 事例50• 事例49• 事例48• 事例47• 事例46• 事例45• 事例44• 事例43• 事例42• 事例41• 事例40• 事例39• 事例38• 事例37• 事例36• 事例35• 事例34• 事例33• 事例32• 事例31• 事例30• 事例29• 事例28• 事例27• 事例26• 事例25• 事例24• 事例23• 事例22• 事例21• 事例20• 事例19• 事例18• 事例17• 事例16• 事例15• 事例14• 事例13• 事例12• 事例11• 事例10• 事例09• 事例08• 事例07• 事例06• 事例05• 事例04• 事例03• 事例02• 事例01.

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セレコックス(セレコキシブ)の作用機序:消炎鎮痛剤

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どこの誰とも分からない僕が医療系のことについて書いても誰も信用できないと思うので、毎回テーマ毎にお詳しい先生に内容の確認をしていただくようにしています。 今回は、口腔外科の専門医である松原良太先生にチェックをお願いしました。 現在は熊本県玉名市にある【まつばら歯科口腔外科こども歯科】にいらっしゃいます。 松原先生、薬のことばっかり聞いてるから薬理学の先生みたいになってるけど、専門は歯科口腔外科です。 口腔外科は他の病気がある患者さんも見たりするので、薬や医科の病気にも詳しい先生が多いのです。 セレコックスとは セレコックスはいわゆる 痛み止めの一種です。 によると2007年6月12日に発売のようで、かなり新しい。 分類的には【抗炎症薬】と呼ばれるもので、 炎症を抑える薬です。 さて、炎症か… ねーねー、炎症ってなぁに? 子どもに聞かれたらなんて答えますか? 炎症っていうのはね…、えーと…、こう…、何というか…、熱があったり…… これ、けっこう難しいと思うんですよね。 詳しくは後で書きますが、みなさんのイメージ通りに• 痛みがある• 熱がある と、ひとまずこんな感じで大丈夫です。 炎症が痛みや発熱のことなので、抗炎症薬であるセレコックスの作用は• 痛みを抑える!• 発熱を抑える! となります。 薬のデータベースを確認するとこのようになっていました。 総称名 セレコックス 一般名 セレコキシブ 欧文一般名 Celecoxib 製剤名 セレコキシブ錠 薬効分類名 非ステロイド性消炎・鎮痛剤(COX-2選択的阻害剤) 引用元: 非ステロイド性…? 抗炎症薬はステロイド性のものと非ステロイド性のものがあります。 ステロイド性のものはいわゆるステロイドです。 今回は非ステロイド性のものについてだけお話しするので、このページに出てくる次の言葉は全て【非ステロイド性抗炎症薬】と置き換えてください。 抗炎症薬• 痛み止め• 鎮痛剤• 解熱剤 セレコックスに解熱作用はあるのか? 同じデータベースでセレコックスの効能を確認すると• 下記疾患並びに症状の消炎・鎮痛• 手術後、外傷後並びに抜歯後の消炎・鎮痛 と、鎮痛作用ばかりで解熱に関して書いてないんですよね。 「そんなバカナ!」と思って調べてみると… ムコスタという薬です。 胃を保護する作用があります。 このページは「レバミピド」というキーワードでけっこうアクセスされていますが、同じものです。 「レバミピド」は成分の名前、「ムコスタ」は商品の名前。 ロキソニンを処方される時にはけっこうな割合でセットで付いてきてるんじゃないかと思います。 なぜロキソニンとムコスタがセットで渡されることが多いかというとですね、 ロキソニンは副作用で胃が荒れやすいんですね。 先ほどの薬データベースのロキソニンのページを見ると、副作用のところはこんな感じ。 総症例13,486例中副作用の報告されたものは409例(3. 03%)であった。 その主なものは、消化器症状(胃部不快感、腹痛、悪心・嘔吐、食欲不振等2. 25%)、 引用元: 胃への副作用が最も多い。 この副作用を抑えるためにムコスタとセットでもらうことがあるのです。 セレコックスは胃への副作用が激減! 同じく痛み止めのセレコックス。 ロキソニンに比べ、 胃への副作用の頻度がかなり低いんです。 先ほどのデータベースによると、胃への副作用の割合は0. 1~1. 0%未満とのこと。 つまりセレコックスは、従来の薬が抱えていた 副作用を解決した痛み止めということなのです! ……。 いや、胃が痛くならないだけでは? そう言ってしまうとそれまでですが、実はこれにはちょっと面白い話があります。 セレコックスの胃への副作用が少ない理由は、その作用の仕方によるもので、その秘密がなんと セレコックスという名前に隠されているのです! 炎症の仕組み セレコックスの正体に迫る前に少し【炎症】というものについて説明したいと思います。 大丈夫、大丈夫。 すぐに終わるから! 炎症は生体の防御反応のひとつです。 痛みや熱で迷惑極まりないですが、別に体を攻撃しているわけではないんですね。 で、炎症が起きると次のような症状が出ます。 発赤 =赤くなる 発熱 =熱が出る、熱を帯びる 腫脹 =腫れる 疼痛 =痛みが出る これに機能障害を合わせて、炎症の4徴候と言ったり5徴候と言ったりします。 炎症の際にはこのような症状を起こす化学物質が体内で分泌されています。 抗炎症薬の仕組み 炎症を起こしているのが化学物質なら、その物質の作用を弱めたり無くしてしまう薬を作ればいいじゃない? という発想でできたのが抗炎症薬です。 以下、少しだけ難しい言葉が出てきます! 脳がストライキ起こさないようなるべく単純にするので少しだけお付き合いください! 酵素の名前は5分間だけ覚えてあげてください! ロキソニンは、炎症を起こす化学物質のうち、プロスタグランジンE2 以下、炎症物質 という物質を弱める作用があります。 正確には炎症物質を作る酵素の働きを抑えて、炎症物質が作られないようにします。 この酵素、名前をシクロオキシゲナーゼ2と言います。 通称COX-2 コックスツー。 炎症物質が減る。 ところが! COX-2というからにはもちろんCOX-1も体の中には存在しているわけでして、COX-1とCOX-2はその化学的な構造も似ています。 ロキソニンからすると COX-1とCOX-2の区別がつきません。 このせいでロキソニンはCOX-1もろとも作用を弱めてしまうのです。 COX-1が弱まるとどうなるのか!? COX-1は炎症じゃない時にも働いていて、胃の粘膜を保護しています。 ロキソニンはこれを抑えてしまうから胃が保護できなくなり、 胃が荒れてしまうというわけです。 セレコックスの名前に隠された秘密 COX-1とCOX-2を区別できないせいで副作用が避けられない抗炎症薬。 患者さんのために、どうにかCOX-2にだけ働くようにできないものか… 科学者達の中にはこんな苦悩があったんじゃないでしょうか? ここで改めて セレコックスの名前を見ていただきたい。 勘の鋭い方なら既にお気づきと思いますが、COX コックス。 これが名前に入ってるんですね。 前半部分は、セレ…セレ……セレクション…? もしかしてCOX-2だけを選んで抑えられる薬なのでは…!? 正解です! 英語にすると Selective COX-2 inhibitor 選択的COX-2阻害薬 略してセレコックス! セレコックスはまさに 「COX-1には作用せず、COX-2だけを弱めることができる薬」なのです。 =胃の保護は邪魔をせず、炎症だけを抑える。 おお!頑張った!科学者達! 実は最初に答えが出ていました 冒頭で薬のデータベースからセレコックスを紹介しましたが、実はあそこに 「COX-2選択的阻害剤」と書いてあったんですね。 胃が痛くなる程度の副作用なら、僕たちとしては副作用があるかないかよりも値段が気になるところです。 というわけで調べてみました。 ムコスタ併用のケースも想定して、薬データベースでそれぞれの薬価を調べてみると セレコックス錠100mg 69円/錠 ロキソニン錠60mg 13. 8円/錠 ムコスタ錠100mg 12円/錠 薬価というのは1錠あたりの値段だそうなので、仮に10錠処方されて、保険で3割負担だった場合 セレコックス 207円 ロキソニンのみ 41. 4円 ロキソニン+ムコスタ 77. 「セレコックス 太る」 で副作用を確認してきました。 確かに書いてあります、「体重増加」。 発生頻度は0. 同じくも見ましたが「体重増加」は書いていなかったので、ロキソニンにはないデメリットです。 ですがこの「体重増加」は「太る」とはちょっと違うニュアンスでして…。 結論だけ書いておくと、セレコックスの副作用に「体重増加」はありましたが「太る 脂肪 」ではありません。 胃酸で痛いなら飲んじゃダメ 「セレコックス ロキソニン 併用」 添付文書の「併用注意」を確認しましたが、セレコックス側にもロキソニン側にも名前は挙がっていませんでした。 ただ、今度は用量の問題が出てくるはずなので、先生に痛みが治まってない旨を相談して、どう対処すればいいか聞いてみましょう。 抗炎症薬との併用注意だとアスピリンの名前が挙がっていました。 併用すると消化器症状の発生率が高くなるそうです。 「セレコックス 胃薬」 他にも「レバミピド 併用」「ムコスタ」など。 レバミピドは成分名、ムコスタは商品名で、同じく鎮痛剤の胃への副作用を抑える薬です。 セレコックスは従来の鎮痛剤に比べると副作用が出にくくなっていますが、全く出ないわけではありません。 場合によってはムコスタとセットで処方されることもあるようです。 「セレコックスとロキソニンどっちが強い」 こちらも医薬品インタビューフォームに実験結果が載っていました。 関節リウマチの患者さんを対象に、ロキソニンと比較して症状の改善率を調査したところ、最終的に20%ちょっとセレコックスの方が結果が良かったそうな。 ロキソニンが1日3回服用なのに対して、セレコックスが2回服用なところからも、その薬効の強さが伺えるでしょう。 まとめ 今回はあまりなじみのない痛み止め、セレコックスを紹介してみました。 言ってしまえば胃薬と合わせて飲まなくていいだけの痛み止めなのですが、• セレコックス以前の副作用• セレコックスの名前の由来 このあたりを知ってしまうと、この緑のパッケージが妙に愛おしく見え….

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セレコックスとの飲み合わせに注意が必要なもの|禁忌の有無やロキソニン、ボルタレン、リリカ、ノイロトロピン、カロナール|薬インフォ

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関節リウマチ:セレコキシブとして1回100~200mgを1日2回、朝・夕食後に経口投与する。 変形性関節症、腰痛症、肩関節周囲炎、頚肩腕症候群、腱・腱鞘炎:セレコキシブとして1回100mgを1日2回、朝・夕食後に経口投与する。 手術後、外傷後並びに抜歯後の消炎・鎮痛:セレコキシブとして初回のみ400mg、2回目以降は1回200mgとして1日2回経口投与する。 なお、投与間隔は6時間以上あける。 頓用の場合は、初回のみ400mg、必要に応じて以降は200mgを6時間以上あけて経口投与する。 但し、1日2回までとする。 用法・用量に関連する使用上の注意• 本剤を使用する場合は、有効最小量を可能な限り短期間投与することに留め、長期にわたり漫然と投与しない。 慢性疾患 関節リウマチ、変形性関節症等 に対する使用において、本剤の投与開始後2~4週間を経過しても治療効果に改善が認められない場合は、他の治療法の選択について考慮する。 急性疾患 手術後、外傷後並びに抜歯後の消炎・鎮痛 に対する使用において、初回の投与量が2回目以降と異なることに留意し、また、患者に対し服用方法について十分説明する。 本剤の1年を超える長期投与時の安全性は確立されておらず、外国において、本剤の長期投与により、心筋梗塞、脳卒中等の重篤で場合によっては致命的な心血管系血栓塞栓性事象の発現を増加させるとの報告がある[国内では1年を超える臨床経験がない]。 関節リウマチ及び変形性関節症:国内臨床試験では、関節リウマチ及び変形性関節症患者の安全性評価症例1,734例中、臨床検査値異常を含む副作用発現症例は426例 24. 腰痛症、肩関節周囲炎、頚肩腕症候群及び腱・腱鞘炎:国内臨床試験では、腰痛症、肩関節周囲炎、頚肩腕症候群及び腱・腱鞘炎患者の安全性評価症例1,304例中、臨床検査値異常を含む副作用発現症例は451例 34. 手術後、外傷後並びに抜歯後の消炎・鎮痛:国内臨床試験では、手術後患者、外傷後患者及び抜歯後患者の安全性評価症例861例中、臨床検査値異常を含む副作用発現症例は113例 13. 重大な副作用• ショック、アナフィラキシー いずれも頻度不明 :ショック、アナフィラキシー、呼吸困難、血管浮腫、血管炎、気管支痙攣等の重篤な過敏症の発現が報告されているので、このような症状が認められた場合は投与を中止し、適切な処置を行う。 消化性潰瘍 0. 心筋梗塞、脳卒中 いずれも頻度不明 :心筋梗塞、脳卒中等の重篤で場合によっては致命的な心血管系血栓塞栓性事象が報告されているので、このような症状が認められた場合は投与を中止し、適切な処置を行う。 心不全、うっ血性心不全 いずれも頻度不明 :心不全、うっ血性心不全の発現が報告されているので、このような症状が認められた場合は投与を中止し、適切な処置を行う。 肝不全、肝炎 いずれも頻度不明 、肝機能障害 0. 再生不良性貧血、汎血球減少症、無顆粒球症 いずれも頻度不明 :再生不良性貧血、汎血球減少症、無顆粒球症、白血球減少症、血小板減少症の発現が報告されているので、このような異常が認められた場合は投与を中止し、適切な処置を行う。 急性腎障害、間質性腎炎 いずれも頻度不明 :急性腎障害、間質性腎炎等の重篤な腎障害の発現が報告されているので、定期的に腎機能検査を行うなど観察を十分に行い、異常が認められた場合は投与を中止するなど、適切な処置を行う。 中毒性表皮壊死融解症 Toxic Epidermal Necrolysis:TEN 、皮膚粘膜眼症候群 Stevens-Johnson症候群 、多形紅斑、急性汎発性発疹性膿疱症、剥脱性皮膚炎 いずれも頻度不明 :中毒性表皮壊死融解症、皮膚粘膜眼症候群、多形紅斑、急性汎発性発疹性膿疱症、剥脱性皮膚炎等の重篤で場合によっては致命的な皮膚症状の発現が報告されているので、観察を十分に行い、発疹、粘膜障害もしくは他の過敏症に関連する徴候が認められた場合は直ちに投与を中止し、適切な処置を行う。 間質性肺炎 頻度不明 :間質性肺炎が現れることがあるので、咳嗽、呼吸困難、発熱、肺音異常 捻髪音 等が認められた場合には、速やかに胸部X線、速やかに胸部CT、速やかに血清マーカー等の検査を実施し、間質性肺炎が疑われた場合には投与を中止し、副腎皮質ホルモン剤の投与等の適切な処置を行う。 その他の副作用• 全身: 0. 循環器: 0. 呼吸器: 0. 感覚器: 0. その他: 0. 使用上の注意 警告 外国において、シクロオキシゲナーゼ COX -2選択的阻害剤等の投与により、心筋梗塞、脳卒中等の重篤で場合によっては致命的な心血管系血栓塞栓性事象のリスクを増大させる可能性があり、これらのリスクは使用期間とともに増大する可能性があると報告されている。 本剤の成分又はスルホンアミドに対し過敏症の既往歴のある患者。 アスピリン喘息 非ステロイド性消炎・鎮痛剤等による喘息発作の誘発 又はその既往歴のある患者[重症喘息発作を誘発する恐れがある]。 消化性潰瘍のある患者[消化性潰瘍を悪化させる恐れがある]。 重篤な肝障害のある患者[肝障害を悪化させる恐れがある]。 重篤な腎障害のある患者[腎障害を悪化させる恐れがある]。 重篤な心機能不全のある患者[プロスタグランジン合成阻害作用に基づくナトリウム・水分貯留傾向があるため心機能を悪化させる恐れがある]。 冠動脈バイパス再建術の周術期患者[外国において、類薬で心筋梗塞及び脳卒中の発現が増加するとの報告がある]。 妊娠末期の婦人。 慎重投与• 心血管系疾患又はその既往歴のある患者。 心機能障害のある患者[水、ナトリウムの貯留が起こる可能性があり、心機能障害を悪化させる恐れがある]。 高血圧症のある患者[水、ナトリウムの貯留が起こる可能性があり、血圧を上昇させる恐れがある]。 消化性潰瘍の既往歴のある患者[消化性潰瘍を再発させる恐れがある]。 非ステロイド性消炎・鎮痛剤の長期投与による消化性潰瘍のある患者で、本剤の長期投与が必要であり、かつミソプロストールによる治療が行われている患者[ミソプロストールは非ステロイド性消炎・鎮痛剤により生じた消化性潰瘍を効能・効果としているが、ミソプロストールによる治療に抵抗性を示す消化性潰瘍もあるので、本剤を継続投与する場合には、十分経過を観察し、慎重に投与する]。 気管支喘息のある患者[喘息発作を誘発する恐れがある]。 肝障害又はその既往歴のある患者[これらの患者では血中濃度が高くなるとの報告があるので、用量を減らすなど慎重に投与する]。 腎障害又はその既往歴のある患者[腎血流量低下及び水、ナトリウムの貯留が起こる可能性があり、腎障害を悪化又は再発させる恐れがある]。 高齢者。 重要な基本的注意• 本剤の投与により、心筋梗塞、脳卒中等の重篤で場合によっては致命的な心血管系血栓塞栓性事象が発現する恐れがあるので、観察を十分に行い、これらの徴候及び症状の発現には十分に注意する。 本剤には血小板に対する作用がないので、心血管系疾患予防の目的でアスピリンの代替薬として使用しない。 抗血小板療法を行っている患者については、本剤投与に伴い、その治療を中止してはならない。 国内で患者を対象に実施した臨床試験ではCOX-2に対して選択性の高い本剤と選択性の低い非ステロイド性消炎・鎮痛剤による消化管の副作用発現率に差は認められなかった。 特に、消化管障害発生のリスクファクターの高い患者への投与に際しては副作用の発現に十分な観察を行う。 本剤の投与により、中毒性表皮壊死融解症 Toxic Epidermal Necrolysis:TEN 、皮膚粘膜眼症候群 Stevens-Johnson症候群 等の重篤で場合によっては致命的な皮膚症状が発現する恐れがあり、多くの場合、これらの事象は投与開始後1カ月以内に発現しているので、治療初期には特に注意する。 慢性疾患 関節リウマチ、変形性関節症等 に対し本剤を用いる場合には、次の事項を考慮する。 慢性疾患 関節リウマチ、変形性関節症等 に対し本剤を用いる場合には、定期的あるいは必要に応じて臨床検査 尿検査、血液検査、腎機能検査、肝機能検査、心電図検査及び便潜血検査等 を行い、異常が認められた場合には、休薬や投与中止等の適切な処置を行う。 慢性疾患 関節リウマチ、変形性関節症等 に対し本剤を用いる場合には、消炎・鎮痛剤による治療は原因療法ではなく、対症療法であることに留意する。 また、薬物療法以外の療法も考慮する。 急性疾患 手術後・外傷後並びに抜歯後の消炎・鎮痛 に対し本剤を用いる場合には、次の事項を考慮する。 急性疾患 手術後・外傷後並びに抜歯後の消炎・鎮痛 に対し本剤を用いる場合には、急性炎症及び疼痛の程度を考慮し、投与する。 急性疾患 手術後・外傷後並びに抜歯後の消炎・鎮痛 に対し本剤を用いる場合には、原則として長期投与を避ける。 急性疾患 手術後・外傷後並びに抜歯後の消炎・鎮痛 に対し本剤を用いる場合には、原因療法があればこれを行い、本剤を漫然と投与しない。 他の消炎・鎮痛剤 心血管系疾患予防の目的で使用するアスピリンを除く との併用は避けることが望ましい。 本剤で報告されている薬理作用により、感染症を不顕性化する恐れがあるので、感染症の発現に十分に注意し慎重に投与する。 浮動性眩暈、回転性眩暈、傾眠等が起こることがあるので、自動車の運転等危険を伴う作業に従事する場合には注意させる。 相互作用 本剤は、主として薬物代謝酵素CYP2C9で代謝される。 また、本剤はCYP2D6の基質ではないが、CYP2D6の阻害作用を有する。 併用注意:• ACE阻害剤 エナラプリルマレイン酸塩、イミダプリル塩酸塩、テモカプリル塩酸塩等 、アンジオテンシン2受容体拮抗剤 カンデサルタンシレキセチル、バルサルタン、ロサルタンカリウム等 [非ステロイド性消炎・鎮痛剤 NSAID はアンジオテンシン変換酵素 ACE 阻害剤の降圧効果を減弱させる可能性があるとの報告があるので、本剤とACE阻害剤又はアンジオテンシン2受容体拮抗剤との相互作用は明らかではないが、併用する場合は相互作用の起こる可能性を考慮する なお、リシノプリルを併用した臨床試験では、顕著な血圧変化は認められなかったとの報告がある 他のNSAIDでは、腎臓におけるプロスタグランジン合成阻害によると考えられている ]。 フロセミド、チアジド系利尿剤 トリクロルメチアジド、ヒドロクロロチアジド等 [患者によっては他のNSAIDがフロセミド及びチアジド系利尿剤のナトリウム排泄作用を低下させることが示されているので、本剤と、フロセミド又はチアジド系利尿剤との相互作用は明らかではないが、併用する場合は相互作用の起こる可能性を考慮する 他のNSAIDでは、腎臓におけるプロスタグランジン合成阻害によると考えられている ]。 アスピリン[本剤と低用量アスピリン 1日325mg以下 を併用した場合、本剤のみを服用したときに比べて消化性潰瘍・消化管出血等の発生率が高くなることが報告されている アスピリンの併用によりNSAIDの消化性潰瘍・消化管出血等を助長させると考えられている ]。 抗血小板薬 クロピドグレル等 [本剤と抗血小板薬を併用した場合、本剤のみを服用したときに比べて消化管出血の発生率が高くなることが報告されている これらの薬剤は血小板凝集抑制作用を有するため、NSAIDの消化管出血を助長させると考えられている ]。 リチウム[リチウムの血漿中濃度が上昇しリチウムの作用が増強する恐れがあるので、リチウム使用中の患者に本剤の投与を開始又は中止するときには十分に患者をモニターする 機序は明らかではないが、腎排泄を阻害するためと考えられている ]。 フルコナゾール[本剤の血漿中濃度が上昇し本剤の作用が増強する恐れがあるので、フルコナゾール使用中の患者には本剤の投与を低用量から開始する CYP2C9による本剤の代謝を阻害すると考えられている ]。 フルバスタチン[本剤・フルバスタチンの血漿中濃度が上昇し本剤・フルバスタチンの作用が増強する恐れがある CYP2C9による本剤の代謝を阻害するため、また本剤と同じCYP2C9で代謝されるためと考えられている ]。 クマリン系抗凝血剤 ワルファリン [プロトロンビン時間が延長する恐れがあり、海外で特に高齢者において、重篤で場合によっては致命的な出血が報告されているので、ワルファリン使用中の患者に本剤の投与を開始あるいは用法を変更する際には十分注意して観察する CYP2C9を介する代謝の競合阻害によると考えられている ]。 パロキセチン[本剤の血漿中濃度が低下し、パロキセチンの血漿中濃度が上昇したので、本剤の作用が減弱し、パロキセチンの作用が増強する恐れがある CYP2D6の阻害作用によると考えられている ]。 デキストロメトルファン[デキストロメトルファンの血漿中濃度が上昇しデキストロメトルファンの作用が増強する恐れがある CYP2D6の阻害作用によると考えられている ]。 制酸剤 アルミニウム製剤、マグネシウム製剤等 [本剤の血漿中濃度が低下し本剤の作用が減弱する恐れがある 機序は明らかでない ]。 高齢者への投与 高齢者では患者の状態を観察しながら、慎重に投与する[一般に高齢者では生理機能が低下している]。 妊婦・産婦・授乳婦等への投与• 妊婦等:• 妊娠末期には投与しない[妊娠末期のマウス及びヒツジへの投与において、胎仔動脈管収縮が報告されている]。 妊婦 妊娠末期以外 又は妊娠している可能性のある婦人には、治療上の有益性が危険性を上回ると判断される場合にのみ投与する[妊娠中の投与に関する安全性は確立していない。 培養細胞を用いた染色体異常試験において、細胞毒性が認められる濃度で染色体の数的異常 核内倍加細胞増加 が、生殖発生毒性試験で着床後死亡数増加や死産増加、横隔膜ヘルニア、胎仔体重減少等が認められている またラットにおいて本剤が胎仔に移行することが報告されている ]。 授乳婦:授乳中の婦人に投与する場合には授乳を避けさせる[ヒト母乳中への移行が報告されている]。 小児等への投与 低出生体重児、新生児、乳児、幼児、小児に対する安全性は確立していない 使用経験がない。 適用上の注意 薬剤交付時:PTP包装の薬剤はPTPシートから取り出して服用するよう指導する PTPシートの誤飲により、硬い鋭角部が食道粘膜へ刺入し、更には穿孔を起こして縦隔洞炎等の重篤な合併症を併発することが報告されている。 その他の注意 外国におけるクロスオーバー二重盲検比較試験において、本剤非投与時に比べて本剤投与時に排卵障害の割合が増加したとの報告がある。 また、他の非ステロイド性消炎・鎮痛剤を長期間投与されている女性において、一時的不妊が認められたとの報告がある。

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