大砲とスタンプ。 大砲とスタンプ

大砲とスタンプ(1) (モーニング KC)

大砲とスタンプ

人には食料、機械には燃料とメンテナンス、武器弾薬の補給などなど、何かを動かすにはそのためのエネルギー源が欠かせません。 それを無視しては何事もうまくいきません。 現実の例でいうと、旧帝国陸軍の牟田口廉也による補給を無視したインパール作戦は悲惨なものでした。 そんな兵站にスポットを当てたのが、本作『大砲とスタンプ』なのです。 お役所的にも思える書類仕事が前線の兵士を支え、引いては戦争を左右していく重要な要素となっていきます。 とはいえ、本作はリアル一辺倒というわけではなく、お役所仕事を皮肉ったり、長期化した戦争で緩みきった日常を描くのが大半。 戦時中なのにどこか牧歌的で、一見平和なのに非日常感を覚える不思議な内容となっているのです。 なお、時々ブラック過ぎるネタや、戦争ならではの非情なシーンも出てくるのでご注意ください。 『大砲とスタンプ』の見所:個性的すぎるキャラ! そんな彼女の上司は、 キリール・K・キリュシキン。 一族揃って軍属の名家出身ですが、本人はやる気がなく、SF作家になりたがっています。 ぐうたらのためマルチナとは衝突しがちですが、いざ動くとかなりの切れ者。 彼の変化も本作の見所でしょう。 兵站軍なのに読み書きが出来ず、雑用(と護衛)を担う、 アーネチカという女性も出てきます。 普段はハチャメチャですが、修羅場を経験してきた出自から、荒事が得意で諜報活動まがいのこともして見せます。 その他に重要人物としては大公国と同盟を結ぶ「帝国軍」の大佐、 ガブリエラ・ラドワンスカが挙げられるでしょう。 階級的にも肉体的にも貫禄のある女性で、かなりの権限を持っています。 マルチナの実直さを認めており、何かと便宜を図ってくれる人物です。 『大砲とスタンプ』の見所:独創的なメカ!カッコ可愛いデザイン 『大砲とスタンプ』は後方支援の煩雑さが面白い作品ですが、しばしば登場する独創的なメカニックも見所。 大公国は使用される文字や慣習からすると、かつてのソ連にも似た架空の国家です。 銃火器も旧共産圏のものに似た装備が多数出てきます。 ところが車両、とりわけ戦闘車両や機動兵器は、かなり独特な形状で描かれます。 全体的にまぬけというか……間延びしていたり、ずんぐりむっくりだったり、およそ洗練さとはほど遠く、兵器なのに可愛げすら感じられるのです。 時折、そういった兵器の図解が挿入されるのも面白いところ。 図解の細かい説明文やデザインに、かの宮崎駿が趣味半分で連載していた『宮崎駿の雑想ノート』の影響が見て取れます。 『大砲とスタンプ』のおすすめエピソード:お手柄?厄介事?仕事始めで上司が更迭 「羊飼い作戦」の対象地域には、マルチナが以前から知っているメルテムという娘がいました。 この彼女に非はないのですが、彼女の実家がゲリラらしき男を一晩泊めてしまったことから、悲劇が起こってしまいまうのです。 マルチナは、それを目撃してしまい……。 前線と後詰めの温度差、行き違いや差別など、いろいろな要素が影響した結果から生じた出来事でした。 マルチナ達が携わっているのが、悲惨な戦争であることをあらためて思い知らされるエピソードです。 いかがでしたか?架空の戦争とはいえ、『大砲とスタンプ』で描かれる戦線が停滞した軍の日常は、不思議なリアリティとなって印象に残ります。 戦争の行方と、兵站軍の行く末はどうなるのでしょうか?.

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大砲とスタンプ(1) (モーニング KC)

大砲とスタンプ

この節にあるあらすじは作品内容に比して不十分です。 を参考にして、 物語全体の流れが理解できるように(も含めて)、をしないよう ご自身の言葉で。 ( 2016年1月)() 大公国には陸海空の三軍の他に、・を主任務とする「兵站軍」が存在する。 デスクワークが多く命の危険が少ない兵站軍将兵は、他の兵士たちから「の兵隊」と呼ばれ蔑まれていた。 そんな「紙の兵隊」になったばかりのマルチナ・M・マヤコフスカヤ少尉は、占領地アゲゾコの補給廠へ配属を命じられる。 同期の中でもっとも早い任地入りに胸を弾ませるマルチナだったが、2年前からの戦争で占領されたアゲゾコ市には主敵・共和国寄りの住民も多く、要塞の駐屯軍にも腐敗がはびこり、真面目な彼女にとっては衝撃的な職場だった。 しかしマルチナが配属された管理部第二をはじめとして、アゲゾコの兵站軍組織には彼女により変化がもたらされてゆくことになる。 登場人物 [ ] 管理部第二中隊 [ ] 正確には アゲゾコ要塞補給廠管理部第二中隊とされる。 マルチナ・M・マヤコフスカヤ 主人公の若い士官の女性。 物語の開始時点では士官学校を出たばかりの兵站軍、2巻で、8巻でに昇進する。 小柄で、髪は短く、近眼のため眼鏡をかけている。 実家は町の。 両親のほか、既婚者の兄と画学校に通う妹がいる。 親兄弟からは「マーリャ」という愛称で呼ばれている。 堅物が過ぎた生真面目な性格による・形式主義の傾向があり、ことあるごとに「責任問題」と繰り返す。 各種文書を重視し、気が動転した時は報告書を作って落ちつく。 軍に志願したのも「いい加減なことするのが嫌」で「学費いらない」というのが理由だったが、彼女が来るまでは命令書すら作らずで輸送管理を回していた第二中隊のいい加減さに呆れる。 もっとも、その後中隊で経験を積むに従い、軍紀や書類仕事だけでは手が回らない部分を柔軟に運用することも増えた。 事務屋集団である第二中隊の実務を実質的に取り仕切っており、高い采配能力と人の良さで、部下達の信望も得るようになっている。 事務能力は極めて優秀であるが、戦闘能力の程度は極めて怪しい。 も外さず薬室への装弾もしないで共和国側のに反撃を試み、配属早々に軍内部のを告発しようとして上司のキリールを危険にさらし、果ては拳銃で戦車に挑むなど早まって行動することもあり、要塞内では「 突撃」とあだ名がつく。 上述のようには苦手だが、後方勤務を専業とするらしく、軍用トラックなどのの運転は軽くこなす。 アゲゾコでの普段の足にはを愛用している。 好物は。 実家から現物で仕送りしてもらって潤沢に常備しており、出先にも携行する。 物資輸送先で共和国軍の攻勢に遭い、唯一生存した士官として陸軍兵士を率いて友軍前線まで雪中撤退する羽目になった際には、貴重な食料になった。 なお軍に入ってから喫煙するようになったようで、汁粉を口にできないときには時折紙巻を喫っている。 将来はまで昇進して、実家の居酒屋でタダ酒をたかる警官たちに「挨拶」するのが夢。 無学で粗野なアーネチカに読み書きそろばんを教えるなど面倒見がよく、占領地であるアゲゾコの共和国民に対しても一人の人間としてフレンドリーに接しようとするなど人種的偏見も持たない。 さらに共和国語の自習に励むなど、勉強熱心。 一方で、堅物すぎて色恋沙汰に疎く、更には人間の薄情さ・非情さに慣れ切っていないなど世間ずれしていないのが弱点で、周囲からは硬軟両面で心配されてきた。 余暇には通俗的なを読むような「恋に恋する乙女」であったが、職務過程で、最前線や自軍占領区域における「戦争の現実」に度々直面、「羊飼い作戦」のミエシェコ村の虐殺でついにないしに苦しむまでに至った。 しかしその事態から自ら立ち直ろうとする芯の強さを発揮し、自らの信じる形で戦争に向き合っていこうとする人間的成長を遂げている。 作者がメールゲーム『パラダイス・トリガー』で、持ちキャラとして用いていたキャラクターが原型となっている。 スタンプ アゲゾコへ輸送する医薬品にまぎれ込んでいた、イタチモドキと呼ばれる生物。 雌雄不明。 なぜかマルチナになついており、その後ペットとして飼われることになった。 以来、戦闘中の前線や出張先に至るまでしばしばマルチナに着いてきており、マルチナの命を救ったことも何度かある。 「」という名前はインク壺をひっくり返し、書類に足跡をつけたことからマルチナが腹立ちまぎれに命名した。 キリール・K・キリュシキン 兵站軍大尉、。 中隊長のエロフェーエフがまったく現れない第二中隊において事実上の隊長を務める。 マルチナの上司。 ずんぐりとした体格で無精髭を生やした、一見冴えない三十路見当の男。 従前、彼の下では叩き上げの初老の中尉が経験頼りにひとりで中隊の事務を動かしていたが、この中尉が娼家で突然腹上死してしまい、代わりに気合十分なマルチナを迎える。 第二中隊におけるやり方を片端から壊して回るマルチナを目の当たりにして辟易するも、彼女の突進ぶりに救われた後は書類手続きを定式化した。 実家のキリュシキン一族は代々軍人を輩出してきた名門であり、祖父のクリム(後述)は。 また、父親はの階級を持つが、兵站軍に入ったキリールとは仲が悪い。 家族の中でもとりわけ浮いた存在らしく、異母弟のコースチャには「人生をなめた適当人間」と評されている。 キリールの上司達は、キリュシキン一族とのコネクション確保の意図もあって、兵站軍内にキリールをキープしている気配がある。 普段の仕事ぶりは基本的にいい加減でぐうたら、マルチナをはじめとする部下達に大方任せきりであるが、交渉力と社交性に優れ、鋭い洞察力と柔軟な思考力を併せ持ち、上層部や他の部署の汚職や怠慢を自分達の利益にしてみせる切れ者(有能な怠け者)である。 思いやりがあり、部下たちからの信頼は厚い。 昇進の内示が出た際も、喜ぶより先に転属によって中隊の部下たちを置いてゆくことに未練を見せ、結局「自ら不祥事(暴力沙汰)を起こして昇進を取り消させる」と言う荒業で第二中隊に居残った。 文才があり、中でもを特に愛して自ら執筆、仕事をさぼりつつ書いた作品を専門雑誌に寄稿している。 当初はペンネームで密かに投稿していたようだが、中隊内部では以前から知れ渡っていたらしく 、やがて本名で公然と寄稿するようになった。 もともと軍務を好んでいるわけではなく、戦争が終わったらとっとと軍を退役して文筆業で暮らしたいと考えている。 マルチナとは異性として互いに意識しあう描写もあり、彼女が惹かれていたスィナンについてはその危険性に気づいていることもあって快く思っていない。 もっとも自身は恋愛に関して相当な朴念仁の奥手であったが、8巻でマルチナに不器用ながらも自らの想いを伝え、これに打たれたマルチナの行動で、一気に恋愛関係へと進展している。 ボリスラフ・B・ボイコ 兵站軍。 頑丈な体格の大男で、初老に近い年齢。 禿げ頭で豊かな顎ひげをたくわえ、いつも左目に眼帯をしている。 喫煙者の多い本作品の登場人物でも数少ないパイプ愛用者。 最先任の下士官としてキリールを補佐しており、第二中隊の一般兵士らの実質的なまとめ役である。 性格は極めて豪胆、かつ沈着だが、いささか武張ったところがある。 元陸軍所属で豊富な実戦経験を持つ古強者。 戦功によりメダルとを合計三種類授与されており、兵站軍の外でも「不死身のボイコ」の通り名で知られている。 その実力はいまだ健在で、戦闘では銃火器よりも格闘やを使って戦うなど白兵戦を得意とし、時にマルチナをかばいつつ劇中の死線や暴力沙汰を何度か乗り切っている。 着任したばかりのコースチャが暴走しかけた時には鉄拳を見舞って止めた。 銃後に妻子を残していることは一応周知のことだったようだが、第15話ではアゲゾコまでわざわざ訪ねて来た妻が共和国系の若い美人であったため皆を驚愕させている。 テロ騒ぎで憲兵達が妻を疑って連行しようとした時は、相手が大尉であるにもかかわらず殴り飛ばすなど非常な愛妻家である。 子供は2人以上いるようである。 第56話で妻との馴れ初めと兵站軍への入隊の経緯が描かれており、当時はソコソコ包囲戦に従軍しており、そこは(有能無能に関わらず)中隊長が次々と戦死するほどの激戦地だった。 妻とはそこで知り合い、缶詰を分け与えるなど親身に接していた。 最後に赴任して来た中隊長があまりにも融通が利かないほど厳しく卑劣な性格で、ボイコとは非常に折り合いが悪かった(ボイコ以外の兵士からも不満が多かった)。 ある時、戦意高揚のために中隊長によって敵の観測兵に仕立てられた妻が兵士達に処刑されそうになったのをボイコが助ける。 ボイコがその件で中隊長に問い詰めている最中、潜入していた共和国兵を発見して咄嗟に発砲したが、中隊長はそれを自分を殺そうとしたと決めつけられて拘束されるが、助けに来たキリールと妻の手引きによって管理部第二中隊に配属される。 共和国語の会話力があり、マルチナ、キリールらが共和国人と折衝する際には通訳を務めることもある。 妻が共和国人であるために習得した模様。 マクシム・M・マンチコフ 兵站軍。 丸眼鏡と頭頂部に固まった髪が特徴。 元は民間企業勤めの事務屋であったが徴用されて兵役に就いている模様。 第二中隊の連絡と実務を担当するひとり。 への割り当てについて任されるなど、中隊では古参らしい。 コースチャが着任した時に最初の教育係を務めるが、逆に武器を持たされの準備をさせられてしまった。 サボりや文書偽造など、らしい世渡りに通じる。 の特技持ちで、もできるなど手先が器用。 第二中隊内での余興ではバンドリーダーとしてボーカルを務める「宴会部長」っぷりも見せる。 退役後に備えた貯蓄として薄給は当てにせず、軍内にいることで得られる情報を利用したまがいのにより蓄財しているが、「にはまず味方から」的に流されたに踊らされたをしてしまい、損を被ることもしばしばある。 本人は軍隊生活から抜け出したいと考えているようで、空爆で負傷した際には「やったーケガしたー除隊だァー」と万歳して喜ぶ一幕もあった。 敵国鹵獲兵器の砲弾購入のため、兵站軍が中立国として「ドンゾコ自由国」をでっち上げたときに、国防大臣・マンチコフ元帥として着任。 「天才的な才能」を発揮してドンゾコを繁栄させて私腹も肥やすが、帝国軍の攻撃によってドンゾコ自由国はあっさり壊滅、マンチコフの栄華も水泡に帰した。 その後、ザミャーチンとともに廃墟になったドンゾコ自由国に訪れて金庫に保管されていた大量の金を手に入れるが、そのほとんどが偽札だったことを後で知り、放心状態となる。 アーネチカ・A・アルセニエワ 兵站軍。 ヒトロフカ()出身の若い赤毛の女性兵士。 普段は見えないが体に大きな傷跡や刺青が刻まれている。 語尾や言葉の端々に、作品内ではカタカナ表記される訛りがある。 女ながら荒事に強く、ボイコとともに中隊の用心棒役をつとめている。 携行するナイフの腕前は確かで、拳銃を撃たんとする相手の手を的確に切り裂いたこともある。 またも好んで用いる。 虚々実々の修羅場をくぐってきた人生経験から、外見に惑わされず、他人の性格を鋭く見抜く嗅覚や、ドライな状況判断能力がある。 気が強く胆力もあり、野蛮連隊の屈強な兵士達に囲まれても一歩も怯まず、ナイフを片手に啖呵を切ってみせた。 現在の任地であるアゲゾコの犯罪事情・暗黒街にも詳しいなど、日頃から裏街道の渡世に通じている。 サバイバルな生い立ちから性に奔放なところがあり、行きずりの将校と寝て暖をとったり、監獄船時代には男性看守たちと寝て物資を入手したりしていた。 ただし、あくまでも相手を選ぶのは彼女自身であるという信念が強く、強引に迫る相手には激しく抵抗する。 無学無教養で金銭感覚も刹那的である(宵越しの金を持たず、がいかなるものかも知らない)。 事務処理を主任務とする兵站軍にいながら同僚たちに助けてもらっていたが、最近では無理矢理だがマルチナから個人的に読み書きを教わっている。 その際、自分の名前の文字を知った時は喜んでいた。 マルチナには上官として一方ならぬ信頼を寄せると共に、人情の裏表にうとく世間知らずなマルチナの無防備ぶりを心配している。 また、同性でもイケるらしく、8巻でマルチナの昇進による転属の送迎会では(酔っていたこともあり)マルチナにキスをした。 カタコトの共和国語が喋れると自称しているが、おそろしく下品な言い回しであるらしい。 それでも、話が進むにつれて共和国語の通訳をこなすようにもなっている。 コースチャ ・K・キリュシキン 兵站軍少尉。 8巻で中尉に昇進。 キリールの異母弟で、彼とは正反対のな軍人貴族的思考回路の持ち主。 兄のことを公の場では「兄上」と呼ぶが、身内では「キリール兄(にい)」と呼んでいる。 兄に比べ細身で小柄な白皙の美青年、さっぱり似たところがない。 後頭部にが1本飛び出ている。 寸暇に磨いた射撃の腕前は相当なものであり、私物と思われる装飾彫刻(エングレーブ)入りの自動拳銃を携行。 「キリュシキン家の軍人なら武勲を立てて当たり前」との思いからへ配属されて功績を上げたいと思っているが、実母がコネを総動員して彼を守ろうとしているため、彼の転属願いはことごとく却下されている。 このことで焦っているのか、兵站軍の部隊を率いてアゲゾコ市のゲリラ(大公国軍から見ると「テロリスト」)掃討を企んだり、反乱部隊に単独で乗りこんで拘束されたりと、武勲のために危険を顧みず突っ走る傾向が強い。 兄のキリールはコースチャの勲章を欲しがる様子を「胸の病」と表現している。 これまでのところ運よく命拾いしてきているが、現場指揮官としての能力があるかは怪しい。 射撃以外の特技はビリヤードと女装(特に女装はマルチナすら見抜けないほどの美人になることが出来る)。 で獲物をさばくことに慣れているためか料理の腕もある。 兵站軍本来の事務仕事は苦手で、書類を眺めているとたちまち居眠りをしてしまう。 名目上はキリール、マルチナに次ぐ第二中隊現場組の三番手だが、事務ができないくせに戦いたがる上記の性格から、困り物扱いされている。 中隊の女性兵士たちからの評価も「美形だが性格に難あり」。 アーネチカとは逆に、恵まれた生まれから金銭感覚に乏しい。 若い新人少尉のため、妻子持ちのベテラン最上級下士官であるボイコより給与の手取りが少ないにも関わらず、贅沢癖で浪費してツケの支払いに追われている。 一見純情でマルチナのことを「姉上」と呼んで慕うという弟キャラだが、実は結構女好きで手が早い。 リューバ 兵站軍軍曹。 マルチナ赴任当初から第二中隊に在籍している丸顔の若い女性兵士。 美形のコースチャのことを気に入っており、マルチナに指示されて「要塞まつり」の事務仕事に苦戦するコースチャを快く手伝う。 エロフェーエフ 兵站軍。 常に酔っぱらっている第二中隊長。 たまにしか部署に来ないため、マルチナが赴任してから一度も対面しておらず、6巻でマルチナの胸を触る形で初対面している。 アーネチカやマンチコフも彼が中隊長であることに気付いていなかった。 軍人でありながら軍隊を嫌っている変わり者だが、戦時中のため辞めることが出来ずにいる。 家族に対するメンツと戦地手当を得るために前線から左遷されない努力はしている模様。 4年前、大公国がアゲゾコを占領して間もないころには捕虜収容所所長を務めていたが、混乱の最中で専門外の捕虜の扱いを押し付けられてしまう。 やむなく敵将校を移送するために共和国軍の捕虜たちに直談判に赴くが、待遇の不満と将校移送に反対する捕虜たちに責められたことで精神的に追い詰められ、捕虜たちを射殺する事件を起こしてしまう。 エロフェーエフは潔く責任を取ろうとしたが、軍上層部は彼を管理部第二中隊に左遷して不問とし、事件をうやむやにした。 以来、自責の念から酒に溺れ、ほぼ職務放棄状態にあるものの、その経緯から周囲も見て見ぬふりをしている。 ドラガン・D・ドプチンスキイ 兵站軍兵卒。 元はマルチナの故郷の映画館の館主。 吹き出物がある鼻と太い眉毛が特徴。 マルチナが幼い時からの顔見知りで、彼女のことを「マルチナ嬢ちゃん」と呼んでいる。 孫がいるほどの年齢だが、徴兵委員会のミスによって誤って徴兵されてしまう(本当は18歳の ボプチンスキイという人物が対象だった)。 マルチナが徴兵委員会にミスを指摘しても、委員会は頑なに間違いを認めなかったため召集免除はされず、本人も今更免除されてもと世間体を気にして軍属に留まる。 戦地へ出征する当日にマルチナからキリールへの手紙を渡されたことで、キリールによって管理部第二中隊に配属する。 真面目な性格のため、公私混同が当たり前の第二中隊にやや困惑している。 他の大公国軍将兵 [ ] コキリコ。 マルチナがアゲゾコ配属と同時に発された特別任務で回航責任者となった「平和号」の艦長。 マルチナが積荷の員数を合わせることにこだわって運航を圧迫したため、彼女に反感を覚える。 アゲゾコ到着早々共和国軍の空襲で「平和号」は撃沈され、その後の消息は明らかでない。 イグナチェフ 陸軍。 大公国軍アゲゾコ要塞司令部参謀長。 初登場時には兵站軍に理解を示し、下官にも気さくな様子を見せたが、実は大規模な物資の横流しに関与していた。 マルチナの報告を受けてキリールに全ての罪をかぶせ、銃殺刑に持ち込もうとするが、再度現れたマルチナによりラドワンスカの前で真実を暴かれる。 その後、証拠隠滅のため戦車に搭乗し旧市街にマルチナとキリールを追いつめるが、弾丸補給のため車外に出たところを「抵抗運動家」に暗殺される。 ロフマトキン 海軍。 第19海軍歩兵連隊(野蛮連隊)第一大隊長。 犯罪者くずれや前線めぐりで気性の荒い海軍歩兵たちをまとめあげている、無精髭の目立つ軍人。 彼自身は良心的とさえいえる感性の持ち主だが、自分と部下たちが受ける差別的な仕打ち(粗悪な装備や腐った食べ物の配給など)の数々に堪忍袋の緒が切れ、反乱を起こし十四番倉庫を占拠する。 その後、粗悪な配給の原因が兵站軍保管部への賄賂(彼らの暗語で「入札」)に応じたか否かによるものと知り、部隊を引き連れて元凶である保管部の将校たちに殴り込み、賄賂を告発しないかわりに良い物資の配給を脅して約束させる。 反乱が有耶無耶になった後は海軍の上官に銃を向けた責任をとって(とらされて)に降格させられたが、赴任先である木賃宿砦ではその経験を買われて指揮官から色々と頼りにされており、元部下からも敬意を払われているあまり兵卒らしくない兵卒になっている。 パパエフ 陸軍大尉。 イイダコ守備隊指揮官。 上層部に忘れ去られたような街道の拠点を守っている。 普段は一ヶ月に一度だけ兵站軍がやってくる物資輸送に感謝すると語る。 共和国のにより戦死。 ザミャーチン 兵站軍軍曹。 元はイイダコ高地守備隊員の陸軍軍曹で、後に兵站軍車輌隊員に転属。 断食明け攻勢をなんとか生き延び、マルチナとともに兵たちをまとめて味方前線まで帰還する。 しかし陸軍からは扱いされ、その場で前線に追い返されての反撃を命じられるが、マルチナの身を挺した(奇想天外な)擁護とキリールの機転で、生き残りの一同共々、九死に一生を得た。 以上の経緯からマルチナを信頼している下士官の一人。 スィナン・カライブラヒム 陸軍。 アゲゾコ出身の共和国系将校で、元は劇団の役者で、軍からスカウトされた。 大公国軍に身をおきながら、抵抗運動側に大公国軍の情報を流している。 しかし実は抵抗運動の情報も大公国軍へ報告、さらに彼自身テロを行なって憲兵隊の出番と見せ場を増やすなど、双方にとって自らの価値が高くなるように計算している多重。 地元アゲゾコでは路地裏のゴロツキから飲食店まで顔がきく。 犯罪組織ともつながりがあり、憲兵隊の薬物を横流ししている。 極めて狡猾で、虚実入り混ぜた情報を流して周囲の人間を自分の利益のために操作することに長けている。 そして平然と仲間を裏切り、殺害して口封じをする的な人物に描かれている。 (高級将校夫人を含む)多くの女性と情を交わしているが、当然それは相手に何らかの利用価値があるからであって、いざとなれば躊躇なく顔を殴ったり、時には始末したりしている。 ことあるごとにマルチナを誘惑しているが、それは兵站軍に食い込み利用するための演技であり、その裏では平然と裏切り見捨てようとしていたが、キリュシキン退役元帥誘拐騒動で彼女に命を救われる羽目になって以来、その感情に大きな変化が生じている。 アゲゾコ軍団の蜂起の折に、マルチナに自身の本性を知られたため口封じのために抹殺しようとしたが、間一髪キリールたちが駆け付けたため失敗。 マルチナと袂を分かつこととなる。 サノバーヴィチ 陸軍。 シナモン街軍病院を牛耳る兵隊たちのギャンググループ「(アンヴァリッド)」のリーダー格。 軍医に偽りの診断書を書かせることで傷病兵として病院に居座り、病院を支配している。 傍らに若い女性()を侍らせ、手下と酒や煙草にふけっている。 でっぷりとした肥満体で、さながら時代劇の牢名主のように尊大で粗暴な人物。 有色人種である共和国人を未開人と見下し、スィナンに対しても侮蔑の言葉を浴びせかけていた。 病院に大量のを発注させ麻薬として横流ししている。 市内の麻薬供給ルートを独占するために病院船を使って地元犯罪組織「アッバス商会」の密輸船を襲撃させて密輸ルートを破壊し、さらにスィナンを介して自分達のモルヒネを売り付けようとした。 しかし、不自然なモルヒネ発注をマルチナに感付かれしまい、バレるのは時間の問題だと悟ったスィナンの策略にかけられて手下ともどもユースフに射殺される。 ナザレンコ 中尉。 シナモン街軍病院に勤務しているが、サノバーヴィチら「廃兵院」に脅されて彼の偽装診断書を書かされている。 彼らの言いなりになるのを軍医として情けないと思い、意を決して逆らうことを決意した矢先にユースフのテロに巻き込まれて手榴弾で吹き飛ばされる。 ミキリヒン 被服総監の。 被服の全ての決定権を有している。 入札ではなく彼の裁量で決定していたようである。 私費で移動用装甲車両を開発させるほどの金満家だが収入源は明らかにされていない。 アゲゾコを視察中に「抵抗運動家」に暗殺される。 クリム・K・キリュシキン 退役元帥。 キリール、コースチャの祖父。 既に現役を退いた身分ではあるが、大公国上層部と深いつながりがある重要人物。 秘密交渉の特命を受けて、前線に近いアゲゾコを訪れ、キリールらを驚かせた。 目的地のユキンコへ同行したマルチナとともに輸送機で向かう途中、誘拐を目論むテロリストと銃撃戦となり、さらに共和国軍の戦闘機によって撃墜される。 瀕死の重傷を負うも、マルチナとスィナンの活躍によって大公国軍に救出され一命を取り留める。 年齢に似合わず粋にスーツを着こなす、一見好々爺然とした洒脱な老人である。 息子であるキリールの父とは違い、孫のキリールが小説を書いていることを全く気にしていない(キリュシキン家の歴史をさかのぼればろくでなしだらけである、と自ら笑い飛ばした)。 だが、誘拐騒動では迫り来るテロリストに狩猟用に携えたで応戦するなど、軍人一族らしい勇猛な面も健在。 キリール、コースチャからもいたく懐かれている模様。 ディーマ アゲゾコに補充兵として派遣された新兵。 年若くあどけなさが残っている少年。 大学卒業資格を持つインテリでもあり、特に歴史に強い情熱を持つ。 日記をつけるのが趣味。 到着して早々勤めを怠ってアゲゾコを観光していたが、酒場でぼったくりに遭い荷物を盗られて途方に暮れていたところをアーネチカの諍いに巻き込まれる。 その後、アーネチカに助けてもらい荷物を取り戻す。 新兵らしい初々しさと世間知らずさがあり、アーネチカにはその初心なところが気に入られている模様。 共和国人のエヴレンが抵抗運動グループの幹部の妹とは知らずに付き合い、「抵抗運動家」に別れさせられそうになるが、アゲゾコの歴史的建造物を真摯に感銘する姿を気に入られ付き合いを認めてもらう。 が、歴史の話しかしないことが原因で結局振られてしまい、その後も女性と交際する度に同様の結末を迎えている。 スミルノフ 兵站軍曹長。 アゲゾコ要塞調理場勤務。 酒造りに並々ならぬ情熱を持っており、出回っている中途半端な安酒に我慢できず要塞の中でを造っていた。 そこで出来上がった酒が「アゲゾコスペシャル」として各地に出回り、出来栄えの良さから大人気になっていた。 むしろ人気になり過ぎたせいで兵站軍にその活動がバレてしまったが、キリールにその酒造りの腕と情熱を買われ町の工場に配置換えになった模様。 喋る言葉はなぜか風。 ドロンコ 中央憲兵隊少佐。 本国から派遣された憲兵将校であり、アゲゾコの憲兵隊を見下している。 本国の機密情報を流している赤紙ラジオの放送作家のムラトを拘束に向かうが逃走され、ユースフの妨害もあって拘束に失敗する。 その後、以前から潜入させていた部下を使って逆工作を行い、偽情報を共和国軍に流して無関係な王国の船を攻撃させ、国際的孤立と王国の参戦を目論もうとしたが、マルチナとアーネチカが真実を放送で暴露したため失敗する。 さらにその目論見も露見し、自身の独断であったこともあり軍上層部から非難の集中砲火を浴びてしまう。 グロム 陸軍中佐。 顔に横向きの傷跡がある強面の巨漢で、歴戦の精鋭部隊「黒死病連隊」を率いる隊長。 粗暴だが規律に厳しく、部下の戦死を嫌う部下思いで匪賊であろうと一切油断しない慎重さも持ち、敵である匪賊を優秀な兵士と讃え、兵站軍のマルチナも見下さず頼りにしているなど一見すると好漢。 だが、一方で共和国人の村人達に民族友好と称してもてなしを強要する尊大さと、敵と認識すれば女子供も容赦なく殲滅する冷酷さも持つ。 匪賊を掃討する「羊飼い作戦」でミエシェコ村に進軍し、村人たちにもてなしを強要して十分に施さなかったことから匪賊と疑い、反抗したメルテムの母親を射殺する。 それに激高したメルテムが拳銃を向けたことから匪賊と断定し、村人たちを虐殺してしまう。 この一件をマルチナは告発しようとしたが、大ごとにしたくない軍部は誰も取り合わず不問扱いとなっていたが、次第に作戦による虐殺が度を越してきて外国で問題視されており、国際人道委員会が動き出すまでに発展していく。 シーチキン 陸軍兵長。 元は知る人ぞ知る「少年冒険絵物語」の大家であるが、召集を受けて戦線に配属されていた。 紙面の退屈さで不評だった陣中新聞「熊騎士」の改善を引き受けたキリールが、目論見が上手くいかずに困っていたところに偶然現れ、改善のアドバイスを送ったことがきっかけで同紙編集部へ転属、改善に貢献する。 ハルチャン 兵站軍曹長。 ステテコ島の気象隊観測所所長のふくよかな女性兵士。 虫垂炎で入院したマンチコフの代わりに訪れたマルチナたちと補給の打ち合わせをする。 共和国軍が襲撃して来た時は、マルチナに指揮を託している。 ムーヒン 兵站軍少佐。 丸眼鏡のサングラスを掛けた輸送部隊指揮官。 「輓馬マフィア」と呼ばれる物資の横流しを取り仕切っている輸送部隊を率いている。 マルチナたちのことを「タイプライター・ギャング」と呼んでいる。 意外にも信心深い。 スラーヴァ 陸軍上級軍曹。 「戦車殺しのスラーヴァ」と呼ばれている戦車兵。 激戦地のキジネコ鉄橋の功績でヴォルフ・フセスラヴィエヴィチ勲章をもらう。 だが、実際は運良く自分だけ生き残っただけで、自分が英雄視されていることを快く思っていない。 勲章を死んだ級友たちの墓と称して肌身離さず持っていたが、勲章のレンタルを生業としているならず者兵士たちに狙われて殺害される。 その後、奪われた勲章はアーネチカによって取り戻されるが、一旦墓の前に供えられた後にどこかに投げ捨てられる。 帝国軍 [ ] ガブリエラ・ラドワンスカ 帝国軍大佐(第62話で少将に昇進)。 アゲゾコ駐留帝国軍司令部参謀長を務める高級将校。 かなり大柄な体格(キリール曰く「」)の貫禄のある女性将校。 名門貴族であるらしく故郷に所領を有し、夫と子供(娘と息子の存在が確認されている)が暮らしている。 帝国と大公国の力関係からかなりの発言力があり、アゲゾコ要塞の大公国軍参謀長であるイグナチェフといえども彼女の意向を無視することはできなかった。 マルチナによるイグナチェフ告発を潰させず、結果としてキリールを救うことにつながった。 以後、管理部第二中隊を通じて帝国軍の意思を伝えたり、マルチナへ個人的に信頼を寄せる様子がみられる。 ただし大公国軍そのものは信頼を置いていない。 弱者や目下の者に対しても惻隠の情や細やかな配慮を欠かさない人格者で周囲の信頼も厚いが、公私の別には厳格。 感情の動揺をほとんど見せない。 キリール同様、泥沼化した対共和国戦争の行末には現実的で醒めた視点を持っているが、高級将校かつ上流階級としての帝国への責務感により、戦勝を目途とした戦いの続行に携わっている。 若いころは細身の美女で、凛々しい「お嬢様」であった。 幼時は騎兵に憧れていたが、長じて軍務に就いてからの現場指揮官時代は長らく戦車隊を指揮していた模様。 若手将校時代は「貴族のお嬢様」的な言葉づかいが時折口に出ていたものの、結婚、昇進した現在では、男性将校と変わらない重々しい軍人口調に徹している。 前述の通り第62話で少将に昇進、帝国本国の参謀本部に栄転してアゲゾコを去る。 コダチスキ 帝国軍軍曹。 ラドワンスカの側近で、眼鏡を掛けた太った兵士。 共和国及び関係者 [ ] 「抵抗運動家」 本名不明の共和国人。 背が低くずんぐりした一見冴えない男で、通称は「監督」。 ハンチングを好んで被っている。 本人曰く「アゲゾコ占領軍への抵抗運動」(マルチナたちから見れば)を行なっている地下組織の幹部。 本人の語るところでは、戦争前にはに就いていたらしい。 抵抗運動グループの中では比較的慎重派で血気にはやらない性質ではあるが、拳銃の腕前と素早い行動力で多くの暗殺を成功させており、見てくれに似合わず知的で有能である。 同胞意識も強く、罪のない共和国人を手に掛けようものなら、たとえ同じ共和国人でも容赦なく報復する。 それらの行動が結果的にマルチナたちの窮地を救うことも多く、彼女たちと共和国本国との交渉仲介を務めたこともある。 スィナンとは抵抗運動の同志という関係だが、彼に背信行為の気配を感じて警戒している。 また、アゲゾコを守りきれずに見捨てた本国の共和国軍のことも快く思っておらず、「アゲゾコはアゲゾコ市民の手で取り戻す」との理念を抱いている。 アッバス アゲゾコで「アッバス商会」を営む社長。 その実態はヤクザ一味の親分であり、「アッバス一家」とも呼ばれている。 自らに歯向かう者には容赦無いが、夢見が悪いという理由でマルチナを殺さずに取引用に監禁するなど、女性には紳士的な面もある。 麻薬密輸を巡って「廃兵院」に傘下の密輸船を沈められ、さらにスィナンからの嘘の密告を受けたことで「廃兵院」と本格的に対立し、ユースフを使って「廃兵院」を壊滅させる。 しかし、その日の夜にマルチナを救出に来たボイコとアーネチカに組員達が叩きのめされている間に、密かに侵入していた「抵抗運動家」に(ユースフのやり過ぎとはいえ)共和国人を殺した報復として暗殺される。 ファルーク 「アッバス商会」の。 他の子分(ファルークから見て舎弟)達と比べて冷静な性格。 「廃兵院」と対立した時にユースフを使って襲撃させるが、彼のやり過ぎが響いてアッバスが殺されたためその跡目を継ぐ。 ユースフ 共和国人の少年。 小柄ながら、銃火器を巧みに操る腕利きの暗殺者。 非常に無口で、感情を表に表わさない。 元々ファルークに飼われていて 、その指示で「廃兵院」の牛耳る病院を襲撃したが、共和国人の従業員まで巻き添えにするなど事を大きくし過ぎたため放逐される。 その後はスィナンの子飼いとして暗殺や破壊活動に従事している。 アリ・パシャ 共和国軍の将軍。 捕虜となり大公国の収容所に収監されていた。 スィナンと過去に因縁があったようだが、その過去を消したいスィナンによって消されてしまう。 ボイコの話では彼が率いる軍と戦ったことがある模様。 デュラン 共和国軍の捕虜の少佐。 父は共和国の商務大臣で、ワイロで大儲けしている。 アゲゾコの兵站軍管轄の捕虜収容所に収容されていた。 第二中隊は裏金を作るために裕福な捕虜を身代金と引き換えに解放することにし、デュランを選んだ。 共和国軍はその取引に乗るが、共和国軍が取引を反故にして攻撃した際にデュランは「ファンタスチカオタク、特にキリールの作品のファン」という意外な側面を見せ、「キリール先生」を救うために体を張って攻撃をやめさせた。 ドンゾコ自由国が建国された時は、共和国側の交渉人としてキリールと物資や兵器の取引きを行っていたが、帝国軍の襲撃を受けて戦死する。 彼の死にキリールは仕事場に来ないほど悲しんだ。 オルハン アゲゾコに潜伏するテロリストの一人。 まだ年若く血気盛んな面がある。 スィナンの謀略によりクリム退役元帥の拉致作戦を決行した。 共和国人志願兵部隊と思われる「義勇アゲゾコ旅団」に偽装し、スィナンの手引きで同志達とともに輸送機に潜入した。 しかし、偽造命令書の矛盾を見逃さなかったマルチナに正体がばれてクリム退役元帥の捕縛に失敗する。 負傷していたところをスィナンに射殺され、口を封じられる。 ムラト 赤紙ラジオの放送作家。 暗号を用いた原稿を使って大公国軍の機密情報を共和国軍に流していたが、露見したため逃走するがスィナンに暗殺される。 直前に暗号が書かれた手帳を倉庫に隠し、それをマルチナが見つけたことからドロンコの謀略を阻止することが出来た。 エミーネ 共和国軍中尉。 密かにアゲゾコに潜入した女性将校。 美人だが目的のためなら無関係な共和国人の犠牲すら厭わない非情な性格で、「抵抗運動家」からは「映画の悪役」と評されて快く思われていない。 アゲゾコの情勢を不安定にさせて大公国軍を釘付けにさせる工作活動をするために「抵抗運動家」と合流し、大公国軍が催す交流イベント「要塞まつり」を利用して爆破テロを目論む。 会場に爆弾が入ったカバンを置くことに成功するが、空挺体験コーナーで見事な降下を見せたことでコースチャに感付かれてしまい、彼に追跡されてしまう。 「抵抗運動家」の手引きでトラックに乗って逃走を図るも、無関係な共和国人を巻き込む爆破テロを嫌った「抵抗運動家」に裏切られ、座席に置かれた爆弾入りカバン(自身が会場に置いた物)によって爆死する。 エヴレン アゲゾコに住む女性。 兄は「抵抗運動家」とよく行動を共にしている革ジャンの幹部。 大公国軍のディーマと付き合っていたが、歴史の話しか話さないことに愛想を尽かして別れる。 メルテム ミエシェコ村に住む女性。 父親と兄が戦争で死に母親と二人で暮らしている。 アゲゾコのに通っており、通訳することが出来る。 共和国軍民兵(彼らは「」と呼んでいるが、大公国軍は「」と呼称している。 )たちに負傷者を無理矢匿わされた後、道に迷ったマルチナたちが訪れ、彼女と知り合う。 その後、師範学校の授業再開に伴い復学の手続きをしようとアゲゾコに訪れた時に再びマルチナと出会い、彼女の手伝いもあって無事に手続きを済まし御礼の手紙をマルチナに送ってアゲゾコに引っ越すことを伝えた。 しかし、大公国軍の匪賊掃討の「羊飼い作戦」でグロム率いる「黒死病連隊」が村に進軍し、村が匪賊の疑いを掛けられた際、負傷した匪賊を匿ったことを村人に告げ口される。 それに母親が抗議して射殺されたことに激高して拳銃(匪賊が忘れていった物)をグロムに向けるが、グロムの部下に射殺される。 彼女の死を目の当たりにしたマルチナは嘔吐して涙を流すほどのショックを与え、戦争の現実を突き付けられる。 その他 [ ] マルチナの家族 両親、兄、妹ミーシャの4人。 両親で飲食店を経営している。 父は有名ホテルのコックを務めていたが、オーナーの娘だった母と駆け落ちし、現在に至る。 兄は既婚者で子供もおり、サラリーマンであるが後に徴兵を受け軍曹として従軍中。 妹のミーシャは美大生、姉のマルチナより大柄でスタイルも良い。 火花党員だった彼氏がいたが別れたという。 なお一家では、母親を除いた父親、兄、妹の3名が、マルチナ同様に眼鏡着用者である(父親は青年時代から眼鏡を着用していた)。 リーザンカ アーネチカがいた大公国女子監獄船「カピタン・ジーリン」の国事犯の囚人。 火花党員で兵を扇動するために軍の募兵に志願するが、その意図を察知されて拒否される。 模範囚達に絡まれていたところをアーネチカに助けられ、軍に志願したことでアーネチカに興味を持たれ、彼女の発案で脱獄計画を画策する。 しかし、証明書の写真をフェドーシャに頼んだことで彼女に密告され、東の監獄に連行された。 フェドーシャ 大公国女子監獄船「カピタン・ジーリン」の囚人。 読み書きが出来るため事務補助員の仕事に就いている。 表向き模範囚として振る舞っているが、実際には監獄船内の有力女囚グループのメンバーであり、入れ墨を体に入れ、他の女囚との肉体関係も結んでいるらしい。 脱獄を計画しているリーザンカの写真をアーネチカに頼まれるが、裏切って脱獄の目論見を密告、リーザンカを別の監獄に連行させる。 アーネチカのことはあえて密告せず手を組むように誘うが、激怒したアーネチカにナイフで切りつけられる。 これを受けてアーネチカに報復を宣告するが、先にアーネチカが軍に志願したため逃げられる。 警部補 マルチナの故郷に駐在している警部補(正確にいえば警察中尉)。 マルチナとは顔見知り。 マルチナの実家の店で同僚たちと見回りを名目にただ酒を煽っているため、マルチナから嫌われている(マルチナ以外にも被害に遭っている店舗などからも嫌われている)。 前の戦争に従軍した経験から兵站軍を見下しており、帰省したマルチナと会った際、兵站軍を馬鹿にしたことで諍いを起こしてしまう。 警察署長 マルチナの故郷の警察署長。 マルチナと警部補が諍いを起こした際、遺恨を遺さず平和的に解決するために勝負を提案し、事務能力で対決を実施する。 その際、警部補ではなく経理のピーサレフ巡査長を対戦相手に指名したりマルチナに難しい計算や計算機に細工したりなど姑息な手を使ったが、マルチナに通じず先に計算を終えてしまう。 しかし、検算せずに間違え多数でマルチナの負けにしようとしたため、観戦していた民衆から反感を買い、マルチナに計算機で殴られて気絶する。 ピーサレフ マルチナの故郷の警察巡査長(正確にいえば警察上級軍曹)。 瓶底眼鏡を掛けている。 警察署の経理でマルチナの勝負の対戦相手として選ばれた。 しかし、事務の腕はマルチナに遠く及ばず、丸めた紙を投げつけるなどの妨害を行ったが、逆にスタンプに襲われてしまい、結局負けている。 ポクロフスキー アゲゾコ戦線に駐在する、大公国の国教会と思しき「神殿」の。 前線で将兵の心の支えになったり、軍法会議で処刑を待つ将兵や死にゆく将兵へ言葉をかけるなど、精神面を支える役割を担う。 リハチョフ ポクロフスキーと同じく従軍司祭だが、「神殿」の方針には批判的。 ある種の組織と繋がりがあり、理不尽な処刑を待つ将兵の逃亡を手助けすることがある。 地名 [ ] 劇中では、現実の地球における、、地域に似た地形が地図に表されている。 以下の文章では、劇中の地名その他に対応すると思われる現実世界の単語を便宜のため使用することがある。 大公国 マルチナたちの母国。 現在は「帝国」と連合を組み、2年前から南方の「共和国」と戦争中である。 通貨単位はで補助通貨はカペイカ。 国土はおおむね現実の地球におけるロシアのそれにの北半を足す形となっており、首都は地図上で「」と表記されている。 劇中ではを使用し、とおぼしき言葉を公用している描写がある。 独創的なを開発する癖があり、毎回のように解説イラスト付きの珍兵器が作品に登場している。 ジェット機や有線誘導の、それになど冷戦期に相当する技術が多いが、が現役で使用されているなど、分野ごとに大きな技術レベルの差がみられる。 大公国軍は組織としての規律は緩み効率は低下しているが、その分いろいろと融通が利き、妙に人情味ある軍隊である。 長引く戦争に厭戦気分が漂い始めており、大公家のお家騒動もあって一部に停戦を模索する動きがある。 また政治・経済への戦争の影響も深刻化している。 帝国 大公国と連合を組む西方の国家。 通貨単位はズオティ。 首都は「」と表記され、また国土は現実の地球でいう、、、ウクライナなど広範囲にまたがる。 を使用している。 劇中では帝国軍は機械化が進み、機動戦で知られる。 またが黒いを、がをそれぞれ着用している。 大公国より実力があるようで戦争の主役と目されることもしばしばである。 共和国に攻め込んでいる側だが、本土は安泰とは言えず首都は共和国軍のにさらされて荒廃している。 さらに西部で独立運動の機運があるが、戦争による引き締めで不満を抑えている。 共和国 大公国と帝国の連合が戦争を続けている相手国。 通貨単位はクルシュ。 首都は「」と表記され、国土は史実でいう最盛期のの版図に相当する。 劇中の共和国人はみな褐色の肌を持ち、共和国語の会話にが登場する。 また陸軍将兵にはを着用する者もいる。 共和国人が大公国語を話すときは、のような訛りが演出されている。 王国 西方に位置する。 詳細は不明。 通貨単位はエキュ。 ただし、共和国にを輸出し(改良してアゲゾコに投入)、大公国にも電子頭脳を輸出するなど、彼らの称する中立がどのようなものかは疑問が残る。 アゲゾコ 下流域の都市。 共和国領だったが、連合軍の侵攻で陥落し占領下に入った。 もともと古いがあったが、これを共和国がしさらに連合軍が改築しているため、もはやハリネズミのような要塞と化し、今では連合軍の戦略拠点として機能している。 要塞の北東に旧市街、南部と川向こうに新市街が広がっている。 共和国側の抵抗運動グループがいたるところに潜伏しており、共和国正規軍の攻勢に呼応した一斉蜂起まで行なわれている。 連合軍は要塞を根拠地にしているが、市街までは掌握しきれていない。 イイダコ 最前線を見下ろせる街道沿いの高地。 街道を抑えるため守備隊が置かれていた。 近々撤退する予定だったが、その日を前に共和国軍の断食明け攻勢を迎えることになる。 アカベコ 戦線後方の村。 共和国の補給基地があったが、攻勢失敗のどさくさにまぎれて莫大な物資ごと放棄されてしまう。 その物資という「宝の山」を巡り、大公国陸軍諸部隊、空挺部隊、そして第二中隊がの競争を展開する。 最終的にはマルチナ達兵站軍が最初に占拠したが、後に到着した陸軍に無理矢理奪われる。 しかし、物資の中にも含まれており、それを知らずに飲んだ陸軍に多数の死者を出す結果となった。 ドンゾコ自由国(旧ドンゾコ村) 兵器不足を補うために第二中隊が勝手に建国した中立国家。 元帥を自称するマンチコフと大統領を自称するアゲゾコの共和国人が治めていた。 元々はドンゾコ村という小さな村で、一昨年の戦闘でゴーストタウンとなっていた。 近くの川の対岸に共和国軍がいるが、現在は大人しい模様。 自由貿易を国是としており、その地方に左遷された将軍率いる共和国軍相手に兵器や物資などの取引きを行い、財産を築いていた。 また、その取引により敵対関係にあるはずの大公国軍と共和国軍の兵士達が共に過ごしている奇妙な場所になっている。 次第に繁栄していくにつれてその景気目当てに酒場や女郎屋などの施設、さらには共和国軍の司令部まで集まるほど規模が拡大していった。 しかし、それが仇となり敵前線基地と勘違いした帝国軍に襲撃され一夜にして滅亡した。 その後、取引された兵器でお互い戦うことになったが、どちらも粗末な兵器を渡していたことにより、双方とも戦うこともままならず大混乱に陥った。 ステテコ島 大陸から少し離れたところにある島。 元々は共和国領で共和国の灯台があったが、現在はそこに大公国軍の気象観測所が設置されており、人工降雨の実験も行っている。 特に重要な拠点ではないため比較的のどかで武器も最小限しかなく、灯台の近くには温泉が湧いている。 マルチナ達が訪れた時に、海岸砲の制圧目的で共和国軍が攻めて来るが、実はそこにあったのは海岸砲ではなく300年前のだったため、それを知った共和国軍部隊が自軍の情報のいい加減さに呆れつつ、結果的に目的を達成していたため引き上げて行った。 ドスコナワ・ブルージニャ 帝国の都市。 大公国と帝国による合同上級作戦会議が開かれ、マルチナと(従卒として)アーネチカが出張した。 共和国の度重なる空襲で市街地は荒廃している他、マルチナ達の滞在中に化学兵器による無差別攻撃も行われた。 用語 [ ] 兵站軍 大公国の陸軍・海軍・空軍に続く四番目の。 前線への補給物資を一手に引き受けている。 物資の保管、輸送計画の管理、実際の補給など任務別に部門制が取られている。 また、各地の戦場や軍病院などにいるやも兵站軍に所属している。 字義通りには、軍内部の秩序維持や交通整理を担当する。 ただし、現実の世界におけるのように陸海空軍から独立し、通常の憲兵任務とともに一般警察業務を行なう場合も多い(詳細は参照)。 アゲゾコでは共和国派ゲリラによるテロが絶えないため、憲兵隊は陸軍に所属しながらも全軍の軍事警察および治安維持を兼ねているようである。 管理部第二中隊では「犬野郎」「恨みもある」「仕事の段取りムチャクチャにされる」「痛い腹を探られる」など、一律に評判が悪い。 なお、大公国本土には正規の警察(正確には)も存在するが、態度と評判の悪さは憲兵隊と大差ない。 九百番倉庫 アゲゾコ旧市街ピクルス街に置かれたとされる巨大な倉庫。 日々膨大な量の物資が送り込まれているが、その物資が外部に出てきたことはない。 その実態は軍上層部による大規模な物資横流しを隠すためにでっち上げられた書類上にしか存在しないである。 大公国軍が発行し価値を保証する。 マルチナ曰く「頼れる」だが、現実の世界では通貨というよりも軍が事前に切る領収書であり債権手形という趣が強い。 しかし、共和国軍の空襲で軍票は印刷所ごと燃えてしまった。 ラジオ・メガフォン 王国の。 大公国軍では劣勢を報じるラジオ・メガフォン国際チャンネルを聞いて兵の士気が下がり、脱走兵や自傷者すら出ていたが、これといって有効な手立ても打ち出せずにいた。 その後、要塞司令部の担当が逮捕・処刑されたため 、管理部第二中隊がラジオ・メガフォンを含む中立国記者団を接待しつつヤラセの素人芝居でをすることになるが、記者団はすべてお見通しだった。 取材に訪れたニジュウゾコ村で、共和国側の勘違いによる夜襲に遭い記者団は皆殺しにされた。 十四番倉庫 輸送列車から降ろした荷物をそのまま突っこんであるせいで、何がどこにあるか分からなくなった倉庫。 マルチナとコースチャが整理のため向かうが、「抵抗運動家」が潜入し戦車を乗っ取って建屋を破壊した。 その後は物資が外気にさらされて積み上げてあるだけの状態になり、大公国陸軍を含む強盗の被害を集中して受けることになる。 そのため警備増強を図られたが、野蛮連隊第一大隊の反乱であっさりと占拠される。 野蛮連隊 正式名称は第19海軍歩兵連隊。 とは大公国式の軍事用語でのことである。 戦歴だけ見れば華々しいが、その実はわけありの兵士をかき集めて激戦区ばかりに投入されるのようなもの。 アゲゾコに休養と再編成のため戻ってきたが、営舎は刑務所のような警備がなされて自由がなく、ろくに補給もないまま腐った肉を配食されたため、ついに第一大隊が反乱を起こした。 これに対し帰還途上の連隊主力は無視を決め込み、憲兵隊や上層部に知られるわけにもいかず、キリールたち中級幹部は苦悩することになる。 火花党 大公国で活動し、弾圧を受けている急進的な政治団体。 活動家は「」「主義者」などと呼ばれ、法に触れ刑事罰を受けた者は大公国政府から「国事犯」として扱われる。 史実でいうに相当する。 熊騎士 アゲゾコ要塞で発行されている陣中新聞。 紙面の退屈さから雑がみ扱い されていたところをキリールが改善に着手。 先述のシーチキンを始めとする「文筆・絵画分野のプロ」たちを召集兵からスカウト、転属させることで大幅な紙面改善に成功し、発行部数の増加につながった。 しかし、本来は軍の新聞である「熊騎士」の中身があまりに過激(大衆紙並みのエンターテインメント状態 )になったことが問題になり、憲兵隊によりキリールが編集部から追放された ことで黄金時代は一瞬の夢と消えた。 ルビーン5号 アゲゾコ要塞の最下層に設置された電子頭脳。 大公国本国などと回線で結ばれて輸送の手配などで活躍する「半自動兵站支援システム」で、アゲゾコ戦線を少ない人員で切り盛りするのに貢献していた。 ちなみに第二中隊他の事務室のデスク上の端末に処理能力はなく、あくまでも電子頭脳の操作用端末に過ぎない。 第26話で火災が発生し、要塞消火班により徹底的に破壊された。 火災後の会議で代替機の購入を第二中隊が資金調達を含めて担当することになった。 書誌情報 [ ]• 速水螺旋人『大砲とスタンプ』 〈〉、既刊8巻(2018年12月21日現在)• 2011年12月22日発行(同日発売)、• 2012年12月21日発行(同日発売)、• 2013年12月20日発行(同日発売)、• 2014年12月22日発行(同日発売)、• 限定版(大公国・帝国・共和国の3箇国セットを同梱)、• 2015年12月22日発行(同日発売)、• 2016年12月22日発行(同日発売)、• 2017年12月21日発行(同日発売)、• 2018年12月21日発行(同日発売)、 脚注 [ ] []• 東京マンガラボ. 2016年12月31日閲覧。 大公国軍の一般兵に軍内部でのヒエラルキー的には「帝国軍>大公国陸海空軍>犬>兵站軍」と言われてしまうぐらい軍内部での扱いは軽いらしい。 ただし長身で巨乳という、現在のマルチナとはかけ離れた体型である。 のようだが、前肢が3対(6本)あって後肢も足すと8本足、その他あちこちが他の生物もどきで、明らかにイタチではない。 なのかどうかすら不明だが、毛はイタチ同様に夏冬で生え変わる。 ボイコなどはペンネームまで知っていた。 その時はボイコから「かすり傷じゃこれでは帰せんわい」と一蹴されている。 ただ、簡単にナイフを出すところがありボイコに使用を咎められることも。 近くで聞いていた共和国人が文字通り驚いてコーヒーを吹き出す程。 ボイコ曰く「典型的兵隊語」。 雑誌初出時は、まず「コンスタンチン・K・キリュシキン」と名乗り、以後は愛称の「コースチャ」で呼ばれるようになったが、単行本ではファーストネームが「コースチャ」に統一されている。 1巻からモブキャラとして登場していたが、6巻で名前が判明した。 彼女に限らず、中隊の兵士たちのほとんどは無名だが、中隊のモブシーンでは固定した顔ぶれとして描写される。 ただし、階級章はなぜか上級軍曹。 大公国軍の階級については第8話に一覧あり。 ただし、ムラト自身はスィナンに暗殺されている。 女性であることを証明するため、単行本第2巻の本体(いわゆる「下」)で姿を披露した。 ドンゾコ自由国襲撃のことを全く大公国側に伝えず、その理由は連中の防諜はザル以下だからだと発言している。 あくまでファルーク個人との主従関係であり、アッバス商会とは無関係であった。 上層部による責任の押しつけなど。 配給制や外食券制など統制経済への移行、大公国議会の無期限停止など。 サービスを良くするあまり軍政長官の愛人の存在をバラし、スパイ容疑をかけられた。 の巻紙やトイレットペーパー、焚きつけなど。 スィナン曰く「火花党のパンフレットより過激」。 実際には本来の兵站将校としての職務を事実上放棄し、兵站を大混乱に陥らせたことで左遷寸前になったのをスィナンが影で救ったものである。 外部リンク [ ]•

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大砲とスタンプ (たいほうとすたんぷ)とは【ピクシブ百科事典】

大砲とスタンプ

このマンガは、ある戦争中の国において、前線の兵站、つまり武器・弾薬ですとか、それ以外にも食料・嗜好品・衣服といった、軍隊に必要なあらゆるものの補給を担当する「兵站軍」という軍隊のが主人公として活躍するマンガです。 で、このマンガの何が面白いか。 キャラクターたちそれぞれの個性や、登場する珍妙な兵器も大きな魅力の1つなんですが、やはり一番の魅力は、「兵站軍」という舞台設定の妙じゃないかと、僕は考えるんですね。 兵站軍という立ち位置から物語を描くことによって、この漫画は、他の戦争マンガとは一味違う視点から「戦争」を描いているのです。 直接敵と殺し合いをする一兵卒の戦場から見たものでも、あるいは、どこの地域を獲得した・喪失したという、遠くの司令部の高所から見たものではない、ちょうど真ん中から見ている戦争マンガというのは、少なくとも僕はあまり知りません。 悲惨な殺し合いという側面、あるいは、領土や資源を取り合うゲームとしての側面ではない、近代における「戦争」を、描いているのです。 近代より昔、戦争というものは、あくまで一部の人達が、一部の場所で行う、限定的なものでした。 もちろんその中でも悲惨な殺し合いはありましたし、戦場になってしまった場所では、破壊と搾取が行われていたわけですが、あくまでそれは限定的なもので、国家や世界全体を覆い尽くすようなものではなかったのです。 しかし近代以降、戦争は大きく変わります。 国家がを持ち、が整備されることによって、戦争は、その戦争に参加する国民すべてが関与するものとなり、飛行機などの輸送技術の進歩により、戦場の最前線ではない場所でも、兵器や軍隊に必要な物資の製造が行われるようになり、そしてそれゆえに、戦略兵器やゲリラ戦といった、戦線の後方でも、殺戮や破壊が行われるようになっていったのです。 近代戦において兵站が特に重要視されるようになったのは、まさにこのような戦争の本質の変化にあります。 その本質の変化は、一言で言うなら「戦争の生活空間への侵食」と言えるでしょう。 『』という作品において、主人公が属する兵站軍は、ごく単純に言うなら、戦線以外の場所からいかに物資を調達し、実際に戦う最前線にその物資を送るかという役割を担っています、それは、まさに上記で言う侵食の尖兵に位置するという役割と、言えるでしょう。 ただ、そこでこの作品がすごいのは、その侵食を単純に「人々の生活を踏みにじる存在」として描いていないという点です。 兵站軍は、むしろ物資の調達先に対して極めて低姿勢で紳士な態度で接しています。 むしろ市民の側のほうが、いかに戦争を利用してやろうかと考えているのです。 そして、そこで生活空間と戦争を結ぶ媒介物となっているものが、主人公の個性を支える重要な要素でもある、そしてそれを支える「官僚制」なのです。 ・文書主義・規則の遵守、こういった官僚制の特色は従来の戦争描写ではいの一番に否定されるものです。 しかしこのマンガにおいて主人公たちが属する兵站軍は、むしろその否定されがちなものがあるからこそ、横領や略奪といった不正に対抗できるのです。 『』において主人公たちがばらまくは、まさにその代表例です。 もし戦争が単なる野蛮な殺し合いならば、なんてものは発行せず、どんどん市民から物資を略奪していけば良いのです。 しかしそんなことをすれば、市民からはどんどん反発されていく。 そこでを与えることにより、一応の体裁を整える。 そしてその体裁があるからこそ、戦争というものが、生活空間に侵食していくことが可能となるのです。 しかしここで、僕はどうしても、そのように、戦争が「官僚制」というものを媒介として生活空間に全面化していった結果生まれた最悪の帰結を思い起こさずに入られません。 それは、であり、そしてそれを忠実に実行したアイヒマンという存在です。 アイヒマンはを実際に指揮しましたが、しかしそれは決して、彼自身が特別残虐な人間だったからとか、ユダヤ人に対する強い憎しみを抱いていたから、といった理由によるものではありませんでした。 そうではなく、彼は規則や命令を忠実に実行する、優秀で真面目な人間だったからこそ、上から受けた「ユダヤ人絶滅」という命令を、合理的かつ効率的に実行していったのです、そういった意味で、アイヒマンはまさに「官僚制」の申し子だったと言えるでしょう。 これは戦争という状況において、官僚制というものが生み出す最悪の帰結です。 が、決して例外的なものではないでしょう。 近代以降の戦争が、国家全体を巻き込むものになったことにより、戦争における「敵」というものも、敵国全体を指すものとなり、その敵を殲滅するために、や・といったあらゆる手段が、「戦争における勝利」という究極目的のための合理的手段として、正当化されるようになったのです。 『』の最新刊である6巻ラストでは、それまで描かれなかったような衝撃的なシーンが描かれています。 詳細は、ネタバレになってしまうので書きませんが、僕の見立てでは、この展開はまさにそういった問題に切り込む描写なのだと思います。 ここから作者がどのように物語を紡ぐのか。 要注目だと思います。 と、こう書いてしまうとなんかえらく真面目な話のように感じてしまうと思いますが、それはあくまでこの作品を見て僕が連想したことに過ぎません。 実際はむしろギャグ・ユーモアあり、個性的なキャラクターたちの活躍ありの、肩肘張らずに楽しめる面白い作品ですので、そこは勘違いなさぬよう。 amamako.

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