ヒト ヘルペス ウイルス。 ヒトパピローマウイルス(HPV:コンジローマ)とは~感染経路と症状、子宮頸癌と頭頸部癌の関係~

ヘルペスウイルス・ヒトヘルペスウイルス Human Herpes Virus

ヒト ヘルペス ウイルス

ヒトパピローマウイルス(HPV)はほとんどの大人が感染しているごくありふれた存在です。 性交渉によって感染するウイルスですが、性活動が多様な人に特有のウイルスというわけではなく、誰でも当たり前に感染します。 HPVに感染すると、それをきっかけにしてがんや性感染症が引き起こされることもあります。 ヒトパピローマウイルス(HPV)にはおよそ200の種類があり、がんと関連のあるハイリスクタイプは13種類、そのなかでも特に発がんに至りやすいハイリスクタイプは16型・18型の2種類です。 今回はヒトパピローマウイルス(HPV)の概要について、日本大学医学部産婦人科学系産婦人科学分野主任教授・川名敬先生に詳しくお伺いしました。 ヒトパピローマウイルス(HPV)とは? HPVとは? ヒトパピローマウイルス(HPV)は、皮膚病や性感染症の原因として知られるウイルスです。 2017年現在、種類は少なくとも100以上、およそ200種類が確認されています。 当記事では、粘膜性器型HPVについて解説します。 皮膚型HPV……皮膚接触で感染するウイルスで、主な症状は手足のイボ((じんじょうせいゆうぜい))。 粘膜性器型HPV……性交渉で感染するウイルスで、症状は出ないがや尖圭(せんけい)コンジローマを引き起こす場合がある。 粘膜性器型HPVとは 粘膜性器型HPV(以下、ヒトパピローマウイルス(HPV))は、性交渉で感染するウイルスです。 性交経験者であればほぼすべての大人の男女が感染しているごくありふれた存在で、感染しているからといって恥ずかしいことはありません。 ヒトパピローマウイルス HPV に感染すると ヒトパピローマウイルス(HPV)が引き起こす疾患 ヒトパピローマウイルス(HPV)は症状が出ないウイルスのため、感染しても気づかないまま生活している方がほとんどです。 しかし感染したウイルスの種類や場所、個人の体質によっては、がんや性感染症が引き起こされる場合があります。 < ヒトパピローマウイルス(HPV)が引き起こす疾患>• 尖圭 せんけい コンジローマ など ヒトパピローマウイルス(HPV)が引き起こす可能性のある疾患は、男女で異なります。 女性の場合は主に、子宮頸がんや尖圭(せんけい)コンジローマです。 男性の場合、かかりやすい疾患はで、発がんする可能性はかなり低いといえます。 ただし、HPV関連がんの1つである肛門がんは、肛門を使った性交渉で感染する可能性があります。 また陰茎がんは、一般的にや性器の不衛生が原因といわれていますが、ヒトパピローマウイルス(HPV)感染が関係するケースもあります。 ヒトパピローマウイルス(HPV)の感染経路 主に性交渉によって感染 ヒトパピローマウイルス(HPV)は粘膜を介した濃厚な接触、つまり主に性交渉によって感染します。 性活動が多様化している昨今、ヒトパピローマウイルス HPV はほとんどの大人の男女に感染しているといわれています。 たとえば、セックスパートナーがお互いに1人しかいない(お互いに初経験である)など理論上は感染しないケースもありますが、現実的には過去に複数の相手がいるなど感染しないケースはほぼありません。 また基本的には性交渉以外の接触感染、飛沫感染、空気感染をすることはありません。 たとえばドアノブに触れたり風呂やプールに入ったりしても感染しません。 ヒトパピローマウイルス HPV は潜伏する ヒトパピローマウイルス(HPV)は1度感染したら生涯にわたって体内に残り続け、消えないことが特徴です。 ヒトパピローマウイルス HPV の感染には「潜伏感染」「持続感染」という2つの状態があります。 潜伏感染とは 潜伏感染とは、ヒトパピローマウイルス(HPV)が免疫システムを避けて粘液の中に入り込んでいる状態です。 検査の種類については記事2『HPV予防ワクチンとは?』で詳しく述べます。 そのため性交経験者でも多くの場合は検査上陰性になりますが、それは厳密にいえば、ヒトパピローマウイルス(HPV)が体内から完全に排除されたのではなく、潜伏感染の状態になったということです。 HPV陰性……HPV検査でウイルスが検出されない状態 潜伏したヒトパピローマウイルス(HPV)は、体調不良などで免疫力が低下しているときには粘膜の表面に出てきやすくなりますが、体調が回復するとまた潜伏することがほとんどです。 また、 潜伏感染状態のヒトパピローマウイルス(HPV)は、発がんの原因にはなりません。 持続感染とは 潜伏感染に対して、感染したヒトパピローマウイルス(HPV)が潜伏せず粘液の表面にとどまる「持続感染」という状態があります。 持続感染状態ではウイルス増殖が起こり、がんやを発病しやすくなります。 また持続感染状態のときHPV検査を行うと陽性反応が出ます。 何度か検査を行ってみて継続的に陽性反応が出る場合には、持続感染状態であることがわかります。 ウイルス増殖……ウイルスの感染した細胞が分裂すること。 ヒトパピローマウイルス HPV の潜伏期間 ヒトパピローマウイルス HPV の潜伏期間は、はっきりとはわかっていません。 体内から消えることがないという意味では潜伏期間は一生といえます。 感染してから発病するまでの期間は疾患によって異なりますが、感染自体による症状は現れないためいつ感染したかを明確にすることはできず、正確な年数は不明です。 たとえばの場合は、ヒトパピローマウイルス HPV に感染してから発症するまで数年~数十年の期間があるといわれています。 潜伏感染と持続感染の差は免疫の強さ ヒトパピローマウイルス(HPV)が潜伏感染となるか、持続感染となるかの違いは、個人の免疫力の差によるものです。 同じヒトパピローマウイルス(HPV)に感染しても、陰性になる方と発病する方がいます。 免疫力には個人差があり、生活の内容とは関係ありません。 たとえば性活動の多様な人ほどがんになりやすいかというと、そういうわけではありません。 感染してしまうと発がんリスクの高いHPV型は? ヒトパピローマウイルス HPV の分類方法 およそ200種類が発見されているヒトパピローマウイルス HPV のなかで、持続的に感染しやすく発がんしやすいヒトパピローマウイルス(HPV)は高リスク群(ハイリスクタイプ)に分類されます。 また潜伏感染になりやすく発がんしないヒトパピローマウイルス(HPV)は低リスク群(ローリスクタイプ)に分類されます。 なお、新しいウイルスは次々に発見されており、ヒトパピローマウイルス HPV の分類方法は文献によって異なる場合があります。 特に危険なHPVは16型と18型 ハイリスクタイプのなかでも中心的なヒトパピローマウイルス(HPV)が13種類あり、そのなかでも特に危険なヒトパピローマウイルス(HPV)が2種類あります。 それはHPV16型と18型です。 16型・18型は、感染してから発がんするまでの期間が非常に短く5年程度ということが特徴です。 ただし16型・18型に感染する確率は低く、また16型・18型に感染してもすべての方が発がんするとは限りません。 特に危険なハイリスクタイプ 16、18 中心的なハイリスクタイプ 31、33、35、39、45、51、52、56、58、59、68 ヒトパピローマウイルス HPV 感染症の検査は? ヒトパピローマウイルス HPV の検査 ヒトパピローマウイルス HPV に感染しているかどうかは、HPV検査によって調べることが可能です。 HPV検査の種類はいくつかありますが、一般的にはハイブリッドキャプチャー法とPCR法を用います。 どちらも子宮頸部の細胞からウイルスを検出する方法です。 高リスク群に分類されているヒトパピローマウイルス(HPV)のいずれかが検出された場合に陽性反応が出ます。 感染している種類(HPV型)を調べることはできません。 HPV陽性の場合 検査によってHPV16型・18型の陽性反応が出た方の多くは、自然と潜伏感染状態になったり、がんになる手前といわれる「前がん病変」まで進んでいても治癒したりします。 ヒトパピローマウイルス(HPV)の陽性反応が必ずしも発がんと結びつくわけではありません。 HPV陰性の場合 多くの方がヒトパピローマウイルス(HPV)に感染したことがあっても、前出の「潜伏感染」となり、HPV検査では陰性となります。 その場合は下記のケースに該当し、いずれの場合も発がんしません。 ヒトパピローマウイルス(HPV)を免疫で抑えられる体質である• 感染したヒトパピローマウイルス(HPV)が発がんしにくいタイプである ただし、1度陰性になったとしても他のヒトパピローマウイルス(HPV)にも免疫があるとは限らないため、がん検診を定期的に受けて病気の有無を確認することが大切です。 がん検診は4か月に1回受ければ十分です。 ヒトパピローマウイルス HPV 感染症は治療できるのか? HPVの増殖を抑えることは可能 2017年現在、感染したヒトパピローマウイルス(HPV)を根絶する方法はありません。 しかし、日常生活のなかでウイルスの増殖を抑えることは可能です。 たとえば風邪を引かないようにする、過労で体を壊さないといったことに気を付けて、免疫力を低下させないことが大切です。 反対に、ヒトパピローマウイルス(HPV)を増殖させる要因となるのはです。 喫煙は免疫力を低下させることからウイルス増殖を引き起こしやすく、発がんのリスクとなります。 また、のリスクを減らすには、HPV予防接種とがん検診をあわせて実施することが効果的と考えられています。 HPV予防接種については、記事2にて詳しく解説します。

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ヒトパピローマウイルス(HPV:コンジローマ)とは~感染経路と症状、子宮頸癌と頭頸部癌の関係~

ヒト ヘルペス ウイルス

ヒトヘルペスウイルスと単純ヘルペスとヒトパピローマウイルスって別の物ですか? ヒトヘルペスウイルスの検査を考えています。 10年以上倦怠感がひどくて生活に支障があり、色んな病院に行って診察や検査をしてきましたがまったく原因が分かっていません。 中には慢性疲労症候群かもという先生もいましたが、県内に詳しい先生がおらずどうしたらいいか分からないまま他の原因も探っています。 倦怠感で様々な病気を調べているうちにヒトヘルペスという言葉にたどり着きました。 自分でもまだよく分かっていませんが、同じような症状や状態の人達が感染しているようなので自分も結果を知りたくて検査を考えています。 でも調べてもヘルペスとウイルスの文字ばかりでまったく意味が分からないので教えて下さい。 あと、ヒトヘルペスに感染していた場合、治療はどこでも可能なのでしょうか? 限られた病院でしか治療できないのでしょうか? 基本的には別ものです 人に感染するヘルペスウイルスは8種類 その中で 「単純ヘルペスウイルス1型」学名:Herpes simplex virus type 1 HSV-1 「単純ヘルペスウイルス2型」学名:Herpes simplex virus type 2 HSV-2 「水痘・帯状疱疹ウィルス」学名: varicella-zoster virus(VZV) どれも、一度感染すると、 神経節という神経の集まる所に潜み、 再発の際に水ぶくれを作ります ヘルペスはほとんどの人には「潜伏感染」をしているので 発症予防をすることしか手立て?はありません 単純ヘルペスウイルス1型が起こす病気の代表的なものとして、 唇の周りに水ぶくれを発症する「口唇ヘルペス」などがあります。 単純ヘルペスウイルス2型の起こす代表的な病気は、 性器に水ぶくれを発症する「性器ヘルペス」 ヒトパピローマウイルスは・・・HPV ヒト乳頭腫ウイルスとも言われる。 百数十種類以上の型があり、型によって、手足・顔などにできるイボ、 陰部にできる性感染症の尖圭コンジローマ、また子宮頚癌に関りがある。 中でも、16、18、31、33、35、39、45、51、52、56、 58、59、68、73、82型などは子宮頸がんと密接な関係性が示唆されており 特にHPV16型と18型が子宮頸がんの原因の50〜70%を占めていると考えられている.

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ヘルペスウイルスの常識

ヒト ヘルペス ウイルス

唇にできる口唇ヘルペスや下半身にできる性器ヘルペスなど、さまざまな部位に症状が現れるヘルペス。 その理由は、感染したヘルペスウイルスの種類が異なるからです。 私たちが日常生活で感染しやすいヘルペスウイルスの存在をチェックしてみましょう。 人に感染するヘルペスウイルスは8種類 ひと口にヘルペスウイルスといっても、人間に感染するヘルペスウイルスはひとつではありません。 実に8種類ものウイルスが知られており、感染するウイルスにより、引き起こされる病気や症状はまったく異なります。 まずは、ヘルペスウイルスのバリエーションと、それぞれのウイルスが原因で起こる病気を紹介します。 (1)単純ヘルペスウイルス1型…口唇・性器ヘルペス、脳炎など (2)単純ヘルペスウイルス2型…性器ヘルペス、新生児ヘルペスなど (3)水痘・帯状疱疹ウイルス…水痘、帯状疱疹、髄膜炎、脳炎など (4)EBウイルス…日和見リンパ腫、伝染性単核症、上咽頭癌など (5)サイトメガロウイルス…脳炎、網膜炎、肝炎など (6)ヒトヘルペスウイルス6…突発性発疹、壊死性リンパ節炎など (7)ヒトヘルペスウイルス7…突発性発疹など (8)ヒトヘルペスウイルス8…カポジ肉腫など 代表的なのは、単純ヘルペスウイルスと水痘・帯状疱疹ウイルス 私たちが日常生活で注意したいのは、単純ヘルペスウイルス1型による口唇ヘルペス、単純ヘルペスウイルス2型による性器ヘルペスです。 日本人の場合、単純ヘルペスウイルス1型には40~70%、2型には5~10%の人が感染しているといわれており、どちらも再発をくり返すのが特徴。 また、水痘・帯状疱疹ウイルスによる水ぼうそうと帯状疱疹は誰でもかかりやすい病気ですが、一般的に1度かかると2度とかからないといわれています。 それぞれ、水ぶくれができるという症状は共通しているものの、病変が出現する部位が異なります。 口唇ヘルペスの場合は唇の周り、性器ヘルペスの場合は性器やおしり、水ぼうそうは顔や手足、頭髪や口の中など全身に水ぶくれができます。 また、水ぼうそうにかかったことのある人なら、誰でも帯状疱疹になる可能性があります。 ヘルペスウイルスは何十年も身体の中に潜伏しており、加齢やストレス、過労などが引き金になってウイルスに対する免疫力が低下すると、再び活動を始めるからです。 帯状疱疹は、身体の左右どちらかの神経に沿って帯状に現れるのが特徴で、胸から背中にかけて、また顔面や目の周りに発症することも。 赤い発疹と水ぶくれに加え、ピリピリと刺すような痛みをともないます。

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